博報堂生活総合研究所は、生活者が選ぶ「2018年ヒット予想」のランキングをまとめ、発表した。
同調査は、今年世の中で注目されたと思われる商品やサービス、コンテンツなどを生活者に提示し「2018年以降話題になりそう、人々の生活に普及・浸透していきそう」と思うかを調査したもの。「そう思う/ややそう思う」という予想の強弱を反映した結果をポイント化することでランキングを作成し、ヒット予想の理由の分析も合わせて、「2018年ヒット予想」としてまとめた。
調査の結果、2018年のヒット商品・サービス予想のキーワードとして挙がったのは「ひとり助け」。“自分ひとりでなんとかする”を支える商品・サービスが多く、1位には格安スマホ、2位には高齢ドライバーの事故防止策、宅配ボックスがランクインした。
また「2018年ヒット予想」と合わせ、「2017年ヒットした/話題になった」と思うものについても調査を実施。その結果、インスタ映えが1位に、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが9位に、ナイトレジャーが19位にランクイン。同社はこの結果から、その場・その時に盛り上がる「トキ消費」に関連する事象が上位を占める傾向があると分析した。さらに、デジタル化が急速に進む一方、将棋(2位)や民泊(10位)など、人の存在をリアルに感じられるものを求める「リアル志向」も高まっているとした。
【調査概要】
調査概要:新聞・雑誌・Webなどから、今年、生活者が関心を示した、世の中で注目されたと思われる商品やサービス、 コンテンツ、出来事など約400事例を収集。うち、生活者への事前調査などで絞り込んだ80項目について調査。
調査地域:首都圏、京阪神圏
調査手法:ネット調査
調査対象:15~69歳の男女1,008人(有効回収数)
調査時期:2017年9月29日~10月4日
企画分析:博報堂生活総合研修所
実査集計:東京サーベイ・リサーチ
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