電通は、公衆Wi-Fi自動接続アプリを提供するタウンWiFiとの資本業務提携を実施した。同社は、3月に提携したGroundTruthのテクノロジーやプラットフォームとタウンWiFiのアプリを連携させることで、GPSによる緯度・経度情報とWi-Fiによる位置情報を組み合わせ、より高精度な位置情報に基づく広告配信を実現していく。
現在、タウンWiFiが提供するアプリは、国内50万ヵ所の公衆Wi-Fiへの接続が可能で、約250万人に利用されている。またタウンWiFiは、同サービスを通じて蓄積した多様なPOI(Point of Interest)情報を基に、Wi-Fi接続時にアプリへ表示するポップアップを通じ、購買に近いタイミングでの情報提供を行っている。
同社は、タウンWiFi、GroundTruthのそれぞれが保有するデータを組み合わせることで、タウンWiFiのアプリのみならず、外部アプリに対しても最適なタイミングで最適なターゲット層に広告を配信することが可能になる。
今後同社は、GroundTruthが保有するデータに加え、ウネリーやタウンWiFiのように位置情報データに独自の強みを持つパートナーとの提携を加速し、位置情報マーケティングを国内で展開していく。
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