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イオン、中国に新会社を設立 店舗のオンオフ統合に向けたシステム開発&IT人材育成を強化

 イオンは、イオングループのITソリューション事業を担うイオンアイビスとの共同出資により、デジタルシフトを加速するための新会社「Aeon Digital Management Center(以下、DMC)」を中国に設立した。

 DMCは、リアル店舗とオンライン店舗を融合し、新しいビジネスモデルを構築するとともに、小売ビジネスに精通したIT人材を育成する。

 具体的には、自社アプリやSNSを活用したシステムを開発し、顧客のライフスタイルに応じたデジタルクーポンの配信や越境ECなどのサービスを提供する。また、デジタルツールやAI技術を活用し、顔認証による会員登録やレシートスキャンによるポイント蓄積、さらにScan&Go(※)といったサービスも導入していく。

(※)商品バーコードをスキャンしアプリ内で決済することで、レジ待ちが不要になる技術。

 その上で、イオンモールやイオンファンタジーなどのグループ企業と会員情報基盤を連携させ、共通販促や相互送客を行う。さらに、イオンの出店エリアにおける消費動向や商業施設の利用情報といった社外データとのクロス分析を基に、各店舗の商圏特性に応じた取り組みを実施する。

 イオンは、DMCで開発したデジタルシステムを日本などへ導入することも視野に入れ、ITインフラの集中管理やIT人材の育成を進めていく。

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2019/04/09 16:00 https://markezine.jp/article/detail/30823

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