本連載の最終回となる今回は、データ保護とプライバシーを守るための手段の一つとして注目されている「CMP(Consent Management Platform/同意管理プラットフォーム)」について考えてみたいと思います。デジタル業界は3文字英語が多くていつも覚えるのに苦労しますが、CMPのCは「Consent=同意」と覚えていただくとわかりやすいと思います。
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CMP(同意管理プラットフォーム)とは何か
最近、Webサイトにアクセスすると、下部にポップアップが現れ「同意」を求められる機会が増えている実感はありますか。CMP(Consent Management Platform/同意管理プラットフォーム)とは、訪問者の利用目的ごとにユーザー本人の同意を取得・管理することができるツールです。言い変えると、「同意していないユーザーのデータを”保持しない”ための機能」でもあります。

CMPには大きく2つの機能があります。いずれもデータ保護とプライバシーを守るために必要な機能です。

CMPの仕組み
CMPの仕組みについて、解説していきます。初めてWebサイトやアプリに訪問する際、「データを取得して良いですか?」といった同意を求める”同意ポップアップ”が表示されます。訪問者はデータの取得内容を確認した上で同意もしくは非同意の選択が可能であり、CMPではその個々の訪問者の同意取得状況を管理することができます。再訪問者は同意内容の意思を変更することが可能です。また、同意しない訪問者(非同意者)のデータを記録しない機能でもあります。

CMPの導入が進む背景には、欧州の個人情報に関する法律「GDPR(一般データ保護規則)」や「CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)」による影響があります。GDPRでは、Cookieをはじめとしたパーソナルデータを取り扱うには根拠が必要とされており、Cookieの利用態様によっては同意が必要(オプトイン)とされています。また、欧州の居住者が日本のWebサイトに訪問した場合でもGDPRが適用されることがあるので、特に外資系企業を中心に日本でも導入が進んでいます。
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大驛 貴士(オオエキ タカシ)
2012年、株式会社サイバー・コミュニケーションズに入社。Facebook、Twitterをはじめとしたソーシャルメディアの広告運用、APIを活用したツール設計、開発ディレクション、データ収集から分析までを得意とする。2019年6月よりデータの利活用を推進するコンサルティング会社「株式会社DataCurrent」に...
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