オーダー数、ユーザー数に見られた変化とは?
──今回のキャンペーンで得られた成果について教えてください。
三代:年末年始という、フードデリバリーの一番の需要期にキャンペーンを行ってきましたが、ユーザー数は大幅に増加し、一都三県のオーダー数も前年比で2倍になりました。
また、今回のキャンペーンの目的でもある「拡大した市場のシェアの獲得」も進み、オフライン、オンライン、すべてのプロモーションが相まって、功を奏したと感じています。

高木:SNS上の投稿数を分析したところ、キャンペーン期間中の投稿数は競合サービスよりも増加し、様々な方が発信してくれました。これは人気のあるクリエイターの方をアサインした成果だと思います。
また、CM総合研究所が調査する2021年12月前期銘柄CM好感度ランキングで、出前館のテレビCMが第2位と、過去最高の順位を記録しました。
──ビジネス成果にもつながった今回のキャンペーンですが、得られた学びや知見はありますか。
三代:今回の新しいCMは制作、キャスティング、またテレビCM以外の大規模なオフラインプロモーションとの連携もあり非常にチャレンジングな内容となりましたが、ターゲットやキャンペーン目的を明確にして臨んだことで、結果としては良かったと感じています。
高木:今回インフルエンサーの方を起用したことで、かなり柔軟なプランニングができたのは学びになりました。オンライン・オフライン含めた様々な施策が相談しやすく、立体的に認知から購買までつなげることができました。
また、インフルエンサーの方にはファンが付いており、そのファンの方のUGCを通じて、情報発信することができるので、SNSとの相性の良さがわかりました。
今回の成功を活かした広告をGWに展開
──最後に今後の展望を教えてください。
高木:4月25日から2021年11月~2022年1月まで行っていた一都三県送料無料が復活します。前回のクリエイティブも活かしながら、ゴールデンウィークの需要期に向けたキャンペーンを展開します。また、SNSで影響力のある方を起用することで、普段できない施策ができることがわかったので、オンライン施策も積極的に取り組みたいです。
三代:年末年始に行ったキャンペーンは過去最大級の規模でしたが、今後はリサーチ結果も確認しながら媒体やキャンペーン企画の効率化を図っていきたいです。
また、さらなるサービス成長のためフードデリバリーだけではなく、日用品や生鮮食品などの即配といった新規領域にも注力し、ユーザーの利用シーン拡大を図っていきたいと考えております。