日立製作所(以下、日立)は、首都圏における駅エリアのマーケティング情報を提供するサブスクリプションサービス「Station Finder for Area Marketing」を開始した。また同サービス開始にあわせ、サービスの一部機能を30日間無料で利用可能なお試しサイト「Station Finder for Area Marketing Trial」を公開した。
同サービスは、東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)が開発・提供する首都圏約600駅の各駅の利用状況を示す定型レポート「駅カルテ」(PDF・統計情報)の販売パートナーとして提供するもの。日立の専用Webサイト上から、「駅カルテ」を定額で自由に利用できるサブスクリプションモデルで、毎月追加される「駅カルテ」をサイトのマップから駅と年月を選択して閲覧・ダウンロードすることができる。
「駅カルテ」は駅改札をSuicaで入出場する際に記録されるデータをもとに、駅利用者の年代、性別など、属性の傾向や利用者数などの統計情報を提供する定型レポート。駅の周辺エリアでビジネスを行う小売業や飲食業、不動産業をはじめとする企業や自治体において、大規模イベントの効果検証や、駅近くに立地する店舗のマーケティングといったまちづくりの検討などに活用できる。
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