TikTokのユーザー獲得に貢献した成果の詳細とは?
MZ:ヤフーのアプリ広告を活用したことで得られた成果を教えてください。
邱:配信とクリエイティブの改善を続けた結果、CPIが大きく低下しました。またカルーセル広告に関してはCTRが30%増加し、CPIが20%低下しました。メディア別獲得CV数もヤフーが常にTOP2に入るようになり、我々がターゲットとするユーザー獲得に貢献しています。
MZ:今後、Yahoo!広告でチャレンジしたいことやYahoo!広告に対して期待していることを教えてください。
邱:今後はYahoo!広告を活用した分析を継続的に行い、日本のユーザーがTikTokに対してどのような機能・コンテンツを求めているのか、顧客理解を深めていきたいです。そして、分析によって得られた示唆をもとにプロダクトのローカライズや新たなユーザー獲得戦略に反映したいと考えています。
スマホユーザーの8割にアプローチできるYahoo!広告
MZ:ここからはヤフーのアプリ広告の責任者を務める小西さんに今回の事例が成功した要因、そしてアプリ広告の特長をうかがいます。まず、TikTokが今回ヤフーのアプリ広告で成果が出た要因を解説してください。
小西:一番大きな要因は、ヤフーの広告の主な掲出先であるYahoo! JAPANの利用ユーザーと、TikTokの利用ユーザーの相性が良かったからだと考えています。Yahoo! JAPANは、日本のスマホユーザーの約8割にアプローチできる(※2)日本最大級のメディアで、性別や年齢の偏りも少ないため、様々な属性のユーザーにアプローチできます。
またニールセンの調査で「スマートフォンで他メディアは利用せずYahoo! JAPANのみを利用しているユーザーが多い」という結果が出ている(※3)ように、他媒体との重複が少なく、新しいユーザーに効率よくリーチすることが可能です。そのため、TikTokの「幅広いユーザーにアプローチしたい」というニーズに応えることができたのでは、と思います。
MZ:今回はTikTokの事例を取材いたしましたが、その他にはどのような企業がアプリ広告を活用しているのでしょうか。
小西:TikTokのようなプラットフォーム以外で出稿金額が大きいのはゲームアプリやコミック関連のアプリです。無料・有料どちらのアプリでも活用されていますし、この2つのカテゴリ以外でも様々なアプリで活用されています。様々な業界で活用されているのは、インストール数やCPIだけでなく、その後の起動や課金などのイベントにつながっているためと考えています。