幅広いジャンルのエンタメコンテンツを楽しめる動画配信サービスDMM TV
MarkeZine 編集部(以下、MZ):最初にDMM TVのサービス概要を教えてください。
豊田:DMM TVは2022年12月1日にリリースした、DMM.comが運営する動画配信サービスです。月額550円(税込)の「DMMプレミアム」に加入することで、新作から独占配信作品、そしてオリジナル作品まで、アニメ約5,400作品を含む17万本(2023年7月時点)のコンテンツをお楽しみいただけます。
さらに「DMMプレミアム」の加入特典として、DMMグループが提供しているDMMブックスやDMM GAMES、オンラインくじのDMMスクラッチなど、様々なサービスをお得に楽しめます。
MZ:他にも数多くの動画配信サービスがありますが、DMM TVではどのようなマーケティング戦略を取ったのでしょうか。
豊田:リリース当時は、アニメ好きの方をメインターゲットに置いていたので、アニメ作品のラインナップが充実していることを訴求していました。しかし、サービスを運営していく中で、バラエティ作品を中心に作品ラインナップが広がってきたため、現在はエンターテインメント全般に興味・関心が高い方をターゲットにマーケティング活動を行っています。
MZ:エンターテインメントの興味・関心層がターゲットとのことですが、ターゲットとしている性年代はありますか。
豊田:性別としては男女問わず、年齢に関してはエンターテインメントや流行に敏感な20〜39歳を想定しています。
テレビCMなどの認知施策とデジタル広告での獲得施策を展開
MZ:エンターテインメント好きをメインターゲットに、どのような広告戦略を設計しているのでしょうか。
豊田:広告戦略は認知と獲得、それぞれの目的に合わせたメディアプランを組んでいます。認知に関しては、テレビCMや動画広告、屋外広告などを展開しています。
獲得(新規会員登録)に関しては、Yahoo!広告をはじめとした広告プラットフォーム、SNS広告を運用し、効果の最大化を目指しています。検索広告やディスプレイ広告といった広告メニューを活用しています。
MZ:その中でYahoo!広告をどう評価していますか。
豊田:Yahoo!広告は、特に「Yahoo!広告 検索広告」のコンバージョン率(CVR)が高く、他のプラットフォームと比較しても貢献度が高いです。また、「Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)」にも力を入れています。