翻訳事業を行うGHCは、3月3日に開始した京都の情報・事業者・クリエイターを発信するメタバーススペース「VISIT KYOTO」において、30日間で広告やイベントを使用することなく訪問者が7,000人に達したことを発表した。
同スペースでは、会場から見える荘厳な京都の景色、エントランスに流れる祇園囃子のBGM、時折変わる京都の四季が織りなす風景写真など、海外訪問客に京都を印象付ける工夫がこらされている。現在、京都の寝具店、着物レンタル店、宇治茶販売店、VR書道家等がブースに出展。公開してから1ヵ月経過後の現在もアクセスは減らず、イベントを実施していない現在も1日平均200人が訪問している。
外国語が堪能なスタッフや、京都出身のスタッフがアバターとなって国内外からの訪問客へ対応することで、活発な交流やコミュニティ形成が生み出され、再訪問や人脈の広がりが日々実現しているという。
日本文化や日本語に関わる団体が教育や研修活動の一環として訪問もしており、多岐にわたる利用がされている。今後は、
北海道や東京など日本各地へ展開し、プロモーションやイベント等を行うことによってアフターコロナのインバウンド効果を創出する予定だ。【関連記事】
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