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イベントレポート

深津貴之氏が示す、AI時代にこそ身に着けておくべき“トレンドから本質を掴む”思考法

 2023年4月12日、Reproはオンラインイベント「AI時代を乗り越えろ!深津貴之氏に聞く トレンドから本質を掴み、事業を伸ばす思考法」を開催。ChatGPTを始めとするAI関連の報道が話題になる中、マーケターに必要な思考法とは何なのか。AI技術活用の先駆けとして情報発信を続けるTHE GUILD代表 インタラクションデザイナーの深津貴之(ふかつ・たかゆき)氏と、Reproでマーケティングチームを率いる實川節郎(じつかわ・もとほ)氏の対談の模様をお届けする。

「皆が触れる」気配を感じ、生成型AIに注目

實川:本日はChatGPTを始めとするAI関連の話題を取り上げながら、深津さんがこれまでどのようにトレンドをつかんできたのか、どうすればそれを自身のキャリアに活かせるのかといった「普遍的な思考のヒント」にフォーカスを当てたいと思います。

Repro Sales & Marketing Division Marketing Team Team Manager 實川節朗氏
Repro Sales & Marketing Division Marketing Team Manager 實川節朗氏

實川:まず、深津さんのご経歴を紐解いていきましょう。印象的なのは、小学1年生からパソコンに触れていて、3~4年生の頃にはもうBASICを覚えられたことです。

 大学時代は、武蔵工業大学の都市情報デザイン研究室で「最新テクノロジーが世の中に与える変化」の研究に携わっていらっしゃいました。ロンドンの大学でプロダクトデザインを学び帰国後、株式会社thaを経て自作のiPhoneのカメラアプリ開発で150万ダウンロードを達成。その後クリエイティブファームTHE GUILDを設立されました。

 現在は、noteのCXOとStability Japanのアドバイザーにも就任されています。ご経歴を見ると、深津さんは常にトレンドをつかみながらビジネスの本流に関わられていますね。

深津:この中で一番影響を受けたのは大学のゼミ時代の体験ですね。最新テクノロジーで生活がどう変わるのかについては、いまだ探求しているコンセプトです。研究室では、たとえば子どもや高齢の方に最新の携帯電話などを渡し、ワークショップを通じてどんな使い方をするのか、といったプロジェクトをやっていました。

THE GUILD/UX Designer 深津貴之氏
THE GUILD 代表/インタラクションデザイナー 深津貴之氏

實川:また深津さんは生成型AIに関する情報発信をされており、「深津式プロンプト」の発表も話題になりました。なぜ、生成型AIに注目されたのでしょうか?

深津:以前から興味を持っていましたが、軽く動向を追う程度でした。2022年に入って生成型AIがオープンソースになり、皆が触れる場所に降りてくる気配を感じました。そこで一から勉強をし直して最低限の知識を身につけ、2022年5月ごろには本格的にコミットし始めました。

時代の流れを予測する「深津流テクノロジーの法則」

實川:深津さんは、“時代の流れを読む”能力に長けていると感じます。以前、「このテクノロジーが来る」と予測して取り組む際の判断基準を挙げられていましたね。

深津:この法則は自分がサービス設計をする時の考え方であり、「怠惰の法則」「エスタブリッシュメントの民主化」の2つで構成されています。一つ目の怠惰の法則は、複数のテクノロジーがぶつかった時は常にダメな人にやさしいテクノロジーが勝つ、というものです。

 例を挙げると、生成型AIのChatGPTではテキストウィンドウに問いかけを雑に入れても、ある程度きちんとした形で欲しい物が返ってきます。こういったユーザー目線で怠惰な方向性のテクノロジーが当たりやすく、生き残りやすいです。

 2つ目の法則であるエスタブリッシュの民主化は、テクノロジーの方向性を大きく解釈するもの。基本的に、我々の前の世代にはお金持ちしか触れなかったものが庶民に降りてくるというのがテクノロジーの流れです。たとえば配車サービスのウーバーは、“お抱え運転手の民主化”ですね。あるいはコモディティ化ともいえます。

 エスタブリッシュメント層が多額のお金をかけたシステムを、やがて庶民が月額数百円といったレベルで使える方向に、世の中のテクノロジーは進化していく流れがあります。

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この記事の著者

三ツ石 健太郎(ミツイシ ケンタロウ)

早稲田大学政治経済学部を2000年に卒業。印刷会社の営業、世界一周の放浪、編集プロダクション勤務などを経て、2015年よりフリーランスのライターに。マーケティング・広告・宣伝・販促の専門誌を中心に数多くの執筆をおこなう。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2023/06/14 08:00 https://markezine.jp/article/detail/42348

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