JADEは、同社のコンサルタントが活用している分析基盤をSaaS化した、大規模Webサイト向けSEO分析ツール「Amethyst(アメジスト)」のPublicβ版の提供を12月8日より開始する。
Amethystは、大規模Webサイトや複雑なDB型サイト等でのSEO分析・モニタリングを軽快にできる分析基盤をSaaSとして提供するツール。Discover/Crawl/Indexのモニタリング機能「Index Worker」、Rank/Query/Clickの分析機能「Search Analytics」の2つの機能で、大規模Webサイト等に必要な分析をサポート。分析の作業工程を簡略化し、WebサイトのSEO担当者がより改善施策にリソースを使える状態になることを目指す。Amethystの特徴は以下の通り。
Index Worker
Index Workerは、複雑な大規模サイトのDiscover/Crawl/Indexの詳細モニタリング機能。ディレクトリ別や最新ページ等の分析軸に合わせたクロール率、インデックス率の個別分析ができる。
「毎日たくさんの新しいURLが生成されるが、それらがどれくらい検索エンジンにインデックスされているか確認するのが大変…」「指定したカテゴリ配下のクロール率とインデックス率を毎日効率的に確認したいけど、どうすれば…」といった悩みに対応。独自のサンプリング機能によりXMLサイトマップやRSS等からクロール率やインデックス率を算出する。また、URL群をCSVでアップロードしてのアドホックな分析を行うことも可能だ。
たとえば、個別詳細ページとカテゴリーページでのクロール率やインデックス率を確認することで、事業成長に大きく寄与するSEO施策を発見することができる。
Search Analytics
Search Analyticsは、Google Search ConsoleのBulk data exportを利用し、指定したクエリ群(例:指名検索)やURL群(例:商品ページのみ)をグループ化して分析できる機能。Google Search Consoleでは難しい、URLとクエリをペアにした分析も手軽に行うことができる。
分析基盤を作りたいが設定方法がよくわからない、時間がとられるといった場合や、エンジニアの作業リソースがとれない状況など、大規模WebサイトにおけるSEOの課題を打破するための強力な機能となっている。
一般的なダッシュボードツールと異なる特徴としては、SEOに必要なデータを事前に計算することで、軽快な表示を実現していること。Search Analyticsで軽快に分析ができるようになることで、SEO担当者のパフォーマンスが引き出しやすい状態を作り出す。
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