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今知っておきたいマーケティング基礎知識

LINEマーケティングとは|特徴や施策、成功事例を紹介

 日々多くのユーザーに利用されている「LINE(ライン)」。近年、LINEをマーケティング活動に取り入れ、ユーザーとコミュニケーションを図る企業が増加傾向にあります。本記事では、LINEマーケティングの特徴やメリット・デメリット、具体的な施策や成功事例などを詳しく解説します。LINEマーケティングに興味のある方や、LINEマーケティングで成果が伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

LINEマーケティングとは

 まずは、LINEマーケティングとはどのようなことを指すのか解説します。

LINEマーケティングの意味

 LINEマーケティングとは、LINEを活用したマーケティング手法です。公式アカウントを運用したり広告を出稿したりするなど、LINEの機能を最大限に活用してマーケティングを行うことを意味しています。

LINEマーケティングの特徴

 LINEは膨大なユーザーに日常的に利用されているツールです。2023年6月末時点のLINEヤフー株式会社のデータによると、LINEのユーザー数は9,500万人で、男女問わず10代〜60歳以上まで様々な年代が利用しています(※)。そのため、幅広い層に向けたアプローチだけでなく、特定の層にターゲットを絞ったアプローチもできる点が特徴です。

 また、LINEには多様な機能が搭載されているため、新規開拓やリピーター獲得など様々な目的に沿ったマーケティング施策を展開できることも特徴と言えます。

※出典:LINEのユーザーはどんな人?

LINEマーケティングの重要性が増す背景

 インターネットが発達した現代では、多様なコミュニケーション方法が存在しています。LINEの他にも、メールやその他SNS、口コミサイトなどがあるでしょう。このようにコミュニケーションが多様化している状況で、企業は時代に合わせたアプローチ方法を取り入れなければユーザーとのコミュニケーションを取ることができません。

 そのため「まずはユーザー数が膨大で機能も充実しているLINEから取り組もう」という企業が増えているようです。

LINEマーケティングのメリット・効果

 LINEマーケティングを行うと、どのようなメリットや効果が期待できるのでしょうか。本章で紹介していきます。

無料でアカウントを開設できる

 LINEの公式アカウントは無料で開設できるため、初期費用をかけることなくLINEマーケティングを始められます。無料で利用できる機能もあるため、コストを抑えてマーケティング活動を始めたい企業におすすめです。

 なお、LINE公式アカウントからのメッセージは200配信まで無料で、その後はメッセージの配信数に応じた料金プランが設定されています。月内でもアップグレードできるため、必要に応じてアップグレードしましょう。

友だち追加や広告出稿などでユーザーと接点を持てる

 LINEでユーザーの友だちに追加してもらいメッセージを配信したり、広告を出稿してユーザーのLINE画面上に表示させたりすることで、ユーザーと多岐にわたる接点(タッチポイント)を創出できます。

 たとえば飲食店やサロンの場合、店舗に来てくれるユーザー以外と接点を持つことは難しいでしょう。LINEを活用すると、来店後のユーザーや来店を検討しているユーザーなどに対しても接点を持てる点がメリットです。

メールよりも開封率が高い

 メルマガを配信していても開封率が低く、成果につながっていないという企業も多いかもしれません。メールは、届いてもなかなか気づかなかったり、他のメールに埋もれてしまったりするため、開封率は高くないといわれています。

 しかし、LINEは日常的に利用されているツールであるため、通知が届いたらすぐに開封するユーザーも少なくありません。2021年のデータでは、その日のうちに開封するユーザーは8割にのぼっています(※)。

 メールよりも開封率が高い傾向があるため、メッセージを確実に届けたい企業にとってメリットとなります。

※出典:LINE公式アカウント

ユーザーとの関係性を構築しやすい

 LINEのトーク画面では、1対1のコミュニケーションを取れるため、ユーザーとの信頼関係を構築しやすいといえます。

 メッセージ配信やチャットだけでなく、ユーザーに合わせたクーポンやアンケートなどを実行することでユーザーに特別感を与えて、よりエンゲージメントを高められるでしょう。

幅広い機能で多様な施策を展開できる

 LINEの公式アカウントでは、メッセージ配信やクーポン配布など多様な機能を利用できます。また、公式アカウント以外でも、広告出稿やプロモーションスタンプなど様々な関連サービスが提供されています。

 このような多様な機能の活用によって、まだ自社を認知していない層にアプローチしたり、既存顧客のエンゲージメントを高めてリピーターにしたりするなど、多様な施策を展開できます。

LINEマーケティングのデメリット・注意点

 前章で紹介したように、LINEマーケティングは多くのメリット・効果が期待できます。その一方で、知っておきたいデメリットや注意点もあるため、LINEマーケティングを行う際には頭に入れておきましょう。

友だち追加をしてもらう必要がある

 LINEマーケティングの主な施策は「公式アカウントの運用」になりますが、ユーザーに友だち追加をしてもらわなければメッセージなどを送れません。友だち追加がハードルになり成果が伸び悩むことは珍しくないため、店頭で声をかけたり、チラシやSNSで宣伝したりして友だち追加を促す必要があります。

 また、せっかく友だち追加をしてもらっても、ユーザー側で簡単にブロックや非表示にできてしまうことも課題です。友だち追加がゴールだと思わず、定期的に有益な情報を提供してコミュニケーションを取り続けましょう。

コミュニケーションに制限がある

 LINE公式アカウントを運用する際には、コミュニケーションに制限があることも問題点です。

 無料で公式アカウントを開設してLINEマーケティングを実行できますが、月に200配信しかメッセージを送れません。友だち登録してくれるユーザー数が増えた時や、週に何回もメッセージを配信したい時などは、200配信以上になってしまうため料金がかかります。

 また、LINE公式アカウントのメッセージは、1つの吹き出しにつき500文字が上限です。絵文字や改行も1文字としてカウントされるため、長文のメッセージを送りたい場合は何通かに分ける必要があります。

 ただし、あいさつメッセージの場合は「5通で1配信」、通常メッセージの場合は「3通で1配信」とカウントされます。

アカウントが停止されてしまうと復活できない

 何らかの事情により、LINE公式アカウントが突然停止されてしまうことも頭に入れておかなければなりません。アカウントが停止されると二度と復活できないため、それまで友だち登録してくれていたユーザーの情報や、配信してきたメッセージの情報が消えてしまいます。

 アカウントが停止されないよう、利用規約やガイドラインなどを隅々まで確認した上で、ルールを遵守して利用しましょう。

LINEマーケティングと他のSNSマーケティングの違い

 LINEマーケティング以外にも、他のSNSマーケティングに取り組んでいる企業も多く存在します。LINEマーケティングが他のSNSマーケティングとどのように違うのか、特徴や使い方、ターゲット層などを紹介します。

X(旧:Twitter)マーケティング

 Xマーケティングとは、X(旧:Twitter)を活用したマーケティング手法で、主にテキストでユーザーに情報発信を行います。1回の投稿で140文字まで利用でき、画像や動画なども投稿できます。

 フォロワーでなくても投稿を閲覧できるため、リポスト(リツイート)などで広く拡散されることも期待できるSNSです。ただし拡散性の高さゆえに、不用意な内容の投稿や、ユーザーによるネガティブな口コミの投稿などが広まり、炎上してしまう事例も後を絶ちません。

 LINEマーケティングの場合は1対1のコミュニケーションがメインですが、拡散性の高いXは不特定多数にアプローチする際に向いているでしょう。

Instagramマーケティング

 Instagramマーケティングは、画像や動画などのビジュアルコンテンツが得意なSNSであるInstagramを通じてユーザーにアプローチするマーケティング活動をいいます。見栄えのよい、いわゆる「映える(ばえる)」コンテンツであるほど、ユーザーからの反応がよくなる傾向です。

 また、Instagramでは多くのユーザーからフォローされている「インフルエンサー」とコラボレーションするマーケティング施策もよく見られます。

 Xと同様に、Instagramも不特定多数を対象としたマーケティング施策となるため、1対1のコミュニケーションを強化したい場合はLINEマーケティングを併用するとよいでしょう。

Facebookマーケティング

 Facebookを活用したマーケティング施策が、Facebookマーケティングです。Facebookは実名登録が必要となり、学歴・職歴や家族構成なども登録できるSNSである点が、他のSNSとの大きな違いです。そのためターゲティングがしやすく、「広告を特定のユーザー層にのみ表示する」などが可能です。

 Facebookは実名制であるためビジネス目的で利用するユーザーも多く、人脈を広げたり集客をしたりするのに利用している場合があります。そのため、BtoBビジネスではFacebookマーケティングが効果的と考えられるでしょう。

TikTokマーケティング

 若年層への効果が期待できるのが、ショート動画やライブ配信などの動画コンテンツをメインとするTikTokマーケティングです。比較的短めのショート動画が多いため、タイパ(タイムパフォーマンス)を意識する若年層に人気のSNSです。

 TikTokは動画コンテンツがメインのため、動画で商品・サービスの魅力を伝えたり、使い方を説明したりすることを得意としています。

 ただし、TikTokの場合も1対1のコミュニケーションは難しいため、「情報を拡散させたい」「幅広い層にリーチしたい」という際に活用するとよいでしょう。

LINEマーケティング戦略の進め方

 LINEマーケティングを成功させるには、どのような目的でどのような施策を実行するのかという戦略を立てて、計画的に進めていくことがポイントです。

 そこで、本章ではLINEマーケティング戦略の立て方・進め方を手順に沿って紹介します。

ステップ1:目的を明確にする

 まずは、LINEマーケティングを行う目的を明確にしましょう。目的に応じて、ターゲットとなるユーザー層や具体的な施策も異なるためです。LINEマーケティングの目的は、たとえば以下の種類があります。

  • 認知拡大:まだ自社やブランドを知らない層に対してアプローチして認知を広める
  • 関係性構築:接点を持ったユーザーと関係性を構築してエンゲージメントを高める
  • 購入や契約など:商品購入、サービス契約、来店、イベント集客などを促す

 他にも、ビジネスモデルによって目的は多岐にわたるため、なぜLINEマーケティングを行うのか考えて目的を明確にしましょう。

ステップ2:目的に合った施策を考える

 次に、目的にマッチする施策を立案し、具体的にどのようなアクションを行うか考えます。

 LINEマーケティングの施策は次章で紹介しますが、主な施策は「公式アカウントの運用」や「広告出稿」などです。さらに、「プロモーションスタンプ」や「ミニアプリ」など様々な施策を実行できるため、目的を実現するにはどの施策が適しているか見極めましょう。

ステップ3:KPIを設定する

 施策が決まったらKPIを設定します。なぜKPI設定が必要かというと、設定したKPIがクリアできているか定期的に計測することで、施策の効果や妥当性を判断できるためです。

 ただし、施策によって設定すべきKPIが異なるため注意しましょう。たとえば、公式アカウントの運用の場合は以下のようなKPIがあります。

  • 友だち登録数
  • メッセージ配信数
  • 開封率
  • 返信率
  • クーポン利用率

 施策に応じてKPIを設定し、PDCAを回しやすくすることがポイントです。

ステップ4:施策を実行する

 方向性が定まったら、実際に施策を実行していきます。複数の施策を実行する際には、どの施策の影響で成果が出たかわかりにくくなる場合があるため、優先度を決めてから取り組むことをお勧めします。

 また、何人かでLINEマーケティングを行う時は、マニュアルなどを作成してルールを決めたり、担当者を設定したりするとよいでしょう。「人によってメッセージの文面が異なる」「同じようなクーポンを立て続けに配信してしまった」といった事態を防ぐことができ、効率的にLINEマーケティングを行えます。

ステップ5:効果測定を行いPDCAを回す

 施策を実行したままではなく、あらかじめ設定しているKPIに基づいて効果測定を行いましょう。効果測定の結果、予定通りの効果が出ているようであれば、対象者を広げたり、他の施策を併用したりすることが可能です。

 一方、予定していたような効果が出ていなければ、施策に問題点があると判断できます。ターゲットやメッセージ文面の見直し、配信する曜日・時間帯の変更などを行い、より効果を高めます。

LINEマーケティング施策の種類・コツ

 LINEマーケティングでは、具体的に以下のような施策があります。

  • 公式アカウントの運用
  • LINE広告の出稿
  • LINEプロモーションスタンプ
  • LINEチラシ
  • LINEミニアプリ

 それぞれの施策の内容やコツなどを詳しく解説します。

LINE公式アカウントの運用

 LINEマーケティングで最も一般的なのが、企業や店舗、ブランドなどの公式アカウントを作成し、友だち登録をしてくれたユーザーとコミュニケーションを取る施策です。公式アカウントでできることを詳しく紹介していきます。

メッセージ配信

 ユーザーとのトーク画面で、テキストや画像、スタンプなどのメッセージを配信できます。友だち登録してくれているユーザーすべてに一斉配信するだけでなく、性別・年齢・居住地・友だち期間などでターゲティングして配信することも可能です。

 画像とテキストを1つのコンテンツとしてまとめられる「リッチメッセージ」や、複数の画像やキャンペーン情報などをカルーセル形式で並べられる「カードタイプメッセージ」があり、様々なビジュアルのメッセージを配信できます。

チャット

 トーク画面で1対1のチャットができ、ユーザーとの距離感を一気に縮められます。ユーザーからの質問や相談にリアルタイムで答えられるため、ユーザーの満足度向上にもつながるでしょう。

 自動応答に切り替える機能もあり、営業時間外や来客対応中などでチャットの対応ができないときでも安心です。ただしチャットを始めるためには、最初にユーザーからメッセージを送ってもらう必要があるため注意しましょう。

クーポン配布

 集客や販促に役立つのがクーポン配布機能です。割引や来店プレゼントなどのクーポンを配布することで、ユーザーの購買意欲を高められます。

 友だち登録をしてくれたユーザーに対してすぐに利用できるクーポンを用意しておけば、ユーザーが友だち登録をしてくれるきっかけにもなるでしょう。

ショップカード

 「1回の来店につき1ポイント」「○円の購入につき1ポイント」などといったポイントカードとして活用できる、ショップカード機能もあります。ユーザーはスマートフォンでQRコードを読み取るだけでポイントが溜まり、ポイントの管理もLINE上で行えます。

 魅力的な特典を用意しておくと、再来店やリピート購入を促すことができ、売り上げにもよい影響を与えるでしょう。

リッチメニュー

 トーク画面の下部に、クーポンやショップカード、外部サイトへのリンクなどを固定表示できるのが、リッチメニューです。LINE公式アカウントの機能だけでなく、外部サイトでの予約や商品購入なども誘導できるため、見やすくわかりやすいリッチメニューを設置してユーザーの行動を促しましょう。

アンケート

 LINE上でアンケートを実施するリサーチ機能では、自由回答・単一回答・複数回答いずれかの質問を設定して、ユーザーの満足度や意見などを調査できます。

 また、「あなたはこのLINE公式アカウントを友人や同僚に薦める可能性は、どのくらいありますか?」という質問に0~10の11段階で回答してもらうことで、公式アカウントに対する満足度を調査する機能もあります。

サブスク機能

 メンバーシッププランというサブスクリプションサービスに加入したユーザーに対し、特別なコンテンツや特典などを配信できるサブスク機能も利用可能です。

 たとえば、オンラインサロンでメンバー限定コンテンツを配信したり、レストランでメンバー限定クーポンを配布したりする事例があります。また、フィットネスジムで月額会費を集金するために、この機能を活用しているケースもあるようです。

分析

 LINE公式アカウントの管理画面では、友だち登録しているユーザーや、これまで実行してきた施策などのデータを分析できます。

  • 友だち登録しているユーザーの性別、年齢、居住地など
  • メッセージの開封数/開封率
  • クーポン利用数/利用率

 こうしたデータを分析し、施策をブラッシュアップして精度を高めましょう。

LINE広告の出稿

 LINEでは、トークリストやLINE NEWSなどの画面に広告を出稿でき、幅広いユーザーに対してアプローチが可能です。また、属性でターゲティングして広告を表示することもできるため、効率的に広告に投資できます。

 広告を出稿するためには、LINE広告アカウントを開設して配信内容を審査してもらう必要がありますが、スムーズにいけば最短3営業日ほどで広告配信を始められます。

LINEプロモーションスタンプ

 友だち登録や商品購入などのインセンティブとしてLINEスタンプを配布する機能もあります。これは「プロモーションスタンプ」といい、自社のキャラクターがいなくてもクリエイターとタイアップしてスタンプを作成することも可能です。

 ユーザーが友人や家族などとのLINEでプロモーションスタンプを使ってくれれば、送られた相手も企業やブランドを認知するきっかけになるでしょう。

LINEチラシ

 ユーザーがLINE上でチラシを閲覧できるLINEチラシは、チラシ情報を配信できるサービスです。ユーザーの属性やステータスなどに応じた配信にも対応しており、確実に情報を届けたいユーザーを取りこぼしません。

LINEミニアプリ

 時間とコストをかけて自社アプリを開発しても、ダウンロード率が低かったりエラーが多かったりして成果につながらない事例も少なくありません。LINEミニアプリの機能を使うと、LINEのホームタブやLINE公式アカウントで起動できる自社アプリを作成できます。

 LINEミニアプリで予約や注文対応などができるため、店舗スタッフの負担も大きく軽減されるでしょう。

LINEマーケティングの企業事例

 最後に、LINEマーケティングを行っている企業の事例を紹介します。

オルビス株式会社

 化粧品などの開発・販売を手がけるオルビス株式会社が行うLINEマーケティング施策は、LINE公式アカウントの運用です。友だち登録をしてくれたユーザーを「友だち歴」と「クリックの有無」で分類してメッセージを配信した結果を分析していき、より反応率の高い層へ効率的にメッセージを配信して成果につなげています。

 ユーザーの誕生日に合わせてお祝いメッセージを送ってポイントをプレゼントする施策も開始し、ユーザーからは好反応を得られています。

合同会社Oz

 家庭料理を提供する食堂を運営する合同会社Ozは、コロナ禍で経営が不安定になったタイミングでLINEミニアプリを導入し、デジタル会員証(ポイントカード)の発行やクーポン配布などを行いました。

 その結果、LINEミニアプリを利用しているユーザーは約1,000人となり、そのうちの3~5割程度が月1回以上来店してくれるようになりました。リピーターが増加したことで、2022年10月の売り上げは、コロナ禍以前の2019年10月と比較して120%にも伸びたそうです。

ベースフード株式会社

 完全栄養食を開発・販売するベースフード株式会社は、完全栄養食のパン「BASE BREAD」の新規開拓を目的として2020年12月にLINE広告を開始しました。

 コンバージョンに至ったユーザーを分析すると、LINE広告は他媒体と比較して「初回接触」の数値が高い結果に。LINE広告でBASE BREADの広告を初めて見たユーザーが多いということに、リーチ力の高さを感じたといいます。

株式会社明光ネットワークジャパン

 「明光義塾」を運営する株式会社明光ネットワークジャパンは、LINE公式アカウントでアンケートに回答したユーザーを対象にプロモーションスタンプを配布。友人・知人から送られてきたスタンプをきっかけに友だち登録するユーザーも増え、プロモーションスタンプの実施期間の約5ヵ月間で約20万人も友だち登録が増加したそうです。

第一生命保険株式会社

 第一生命保険株式会社は2022年から公式アカウントの運用を開始し、プロモーションスタンプを活用して友だち登録を増やしました。ユーザーの関心のあるテーマについてのアンケートを実施し、アンケート結果に紐づく資料請求キャンペーンや関連記事の情報を配信したところ、非常に高いコンバージョン率だったため、今後もLINEマーケティングを活用していきたいと話します。

まとめ

 LINEマーケティングは、LINEの機能を最大限に活用して、ユーザーに効率的にアプローチするマーケティング手法です。LINEは日常的に利用されているSNSのため、ユーザーは「通知が来たら開封する」というルーティンが身についており、高い開封率が期待できます。

 LINEマーケティングでは、公式アカウントの運用や広告出稿の他、プロモーションスタンプやミニアプリなど様々な施策があります。自社の目的やターゲット層に応じて、最適な施策を実行してみましょう。

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この記事の著者

マーケ研究所(マーケケンキュウジョ)

 マーケティングに関する情報を調べ、まとめて届けています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2024/10/30 00:00 https://markezine.jp/article/detail/46427

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