電通デジタルは、セガ エックスディー(以下、セガXD)とともに新たな顧客エンゲージメントを創出するソリューション提供に向けた業務提携を締結し、顧客エンゲージメントを中心とした企業課題を解決するクリエイティブチーム「Engage Guild(エンゲージ ギルド)」を発足した。
現在、ゲームのメカニズムを非ゲーム分野に応用することで、ユーザーのモチベーションを高める「ゲーミフィケーション」の市場は、グローバルで様々な産業において活用が進んでいる。また両社は、2019年7月の電通グループとの資本業務提携時からこれまで約5年間にわたって協働し、新規事業の立ち上げ支援やアプリ開発など、企業のエンゲージメント施策の提供を行ってきた。
今回の業務提携により、電通デジタルが持つデジタルマーケティング/ブランディング、CRM設計・運用における専門性と、セガXDがゲーム開発で培った「人を動かす仕掛け」である「ゲーミフィケーション」に関する経験と実績を融合。ゲームのメカニズムを応用し、そのブランドならではの体験設計を構築することで、顧客エンゲージメントをはじめとした各種エンゲージメント施策の高度化を実現する。

ユースケースとして、MA/CRMツールによるセグメント配信にとどまらない体験アイデア開、LINEアカウントや自社アプリにおける体験アイデア開発、顧客の購買意欲を高めるため、ポイントシステムや特典、報酬制度を利用した顧客ロイヤルティの向上などを挙げている。
同チームの共同代表メンバーは、セガXD 取締役 執行役員 COO 伊藤真人氏。電通デジタル アドバンストクリエイティブセンター エグゼクティブディレクター 潮田健一郎氏と発表している。
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