ネットレイティングスが発表した資料によると、Yahoo! JAPANの北京オリンピック特集は、4年前のアテネオリンピック特集の約1.9倍に相当する1,257万人が訪問。Yahoo! JAPAN以外では、日刊スポーツが270万人、MSN産経が180万人を集めた。
Yahoo! JAPANに注目すると、訪問者数とリーチは上昇しているものの、1人あたりの平均利用時間はアテネ、北京ともに13分台で、平均ページビュー数はアテネの28ページから北京は19ページへ減少している。これは、ページ内で閲覧できる情報量が増え、1ページビューあたりの滞在時間が長くなったことを反映していると同レポートでは分析している。
また、スポンサー企業によるオリンピック関連サイトでは、日本コカ・コーラの「オリンピック応援パーク」の人気が高く、7月に34万人、8月には120万人を集めた。この特設サイトによって、日本コカ・コーラが運営するサイト全体(プロパティ)の利用者数も押し上げられ、7月には147万人、8月には216万人に伸びている。
ネットレイティングスの萩原雅之氏は、コカ・コーラの特設サイトについて、所属する水泳の北島康介選手のインタビューに加え、ニュース配信や競技日程・結果データを充実させた総合情報サイトとなっていたと評価。公式スポンサーとしてのメリットをウェブで最大限に活かしたコンテンツだと分析している。
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