この調査は、「全上場企業ホームページにおける情報開示の充実度調査およびランキングづけ」「企業の情報開示に対する意識醸成の促進」を目的とし2003年から開始。今回で6回目の調査となる。「分かりやすさ」「使いやすさ」「情報の多さ」の3視点で設定した、117の客観的な調査項目に基づいて、全上場企業3,920社のホームページを検証した結果、2008年度の全上場企業ホームページ充実度ランキング1位は、東芝が選ばれた。
■総合ランキング(トップ10)
- 1位 東芝
- 2位 NTTドコモ
- 3位 東京ガス
- 4位 カプコン
- 5位 TDK
- 6位 富士フイルムホールディングス
- 7位 KDDI
- 8位 富士重工業
- 9位 富士通
- 10位 ミネベア
上場企業3,920社中3,915社がホームページを開設しており、開設率は99.9%となった。同様に、IR(投資家向け広報)専用ページの設置率は96.3%となり、IR(投資家向け広報)専用ページの設置が定着している傾向が読みとれる。また、短信や事業報告書、決算説明会の資料、アニュアルレポート(英語版)等、、各種IRツールの掲載率が過年度以前に比較して着実に増加。動画配信の掲載率は16.1%と過去最高を記録した。
【調査概要】
- 調査期間:2008年6月中旬~2008年9月末
- 対象企業:全上場企業 3,920社(2008年5月末時点での上場企業/REIT 但し、2008年9月末時点で上場廃止の企業および外国部企業を除く)
- 対象ページ:企業のコーポレートサイト全体を対象(商用サイトを除く)
- 評価項目:「分かりやすさ」「使いやすさ」「情報の多さ」の3視点で設定した117の客観的な調査項目(デザインに関する調査項目は含まない)
- 評価方法:日興アイ・アールにて、各企業のホームページごとに各評価項目の有無を調査し、該当する項目数をチェック。その項目数と、全体の平均項目数とで算出した「偏差値」を評点ポイントして用いランキングづけをした。偏差値50以上が平均以上、50が平均、50未満が平均未満となる
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