SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

長くなる夫婦生活、シニア夫婦の感情は「愛情」から「友情」やがて「無関心」に変化【電通・リクルート「オトナの夫婦調査」】

シニア世代の感情変化は「愛情→友情→無関心」

 電通とリクルートのシニア向け雑誌「コレカラ」は、1都3県在住の50~64才の男女1800人に、シニア世代の「オトナ夫婦」の関係や感情変化などに関する調査を実施した。

 夫婦のパワーバランスで分類すると、最も多いのは妻が主導して夫が追従する「妻リード夫婦」で約3割。次いで、互い主導的であろうとする「バトル夫婦」、夫主導・妻追従の「夫リード夫婦」、「対等夫婦」、主導権不在の「相互依存」夫婦の5つに分類される。

 配偶者に対する感情については「友情」を感じている人が最も多く、「無関心」「恋愛」「嫌悪・不愉快」が続く。妻に対して「恋愛」感情を抱いている夫は23%存在するが、夫に「恋愛」感情を抱いている妻は11%。妻と夫の間には温度差があるようだ。

配偶者への感情

 配偶者に「恋愛」「友情」を感じるポジティブ派は61%、「無関心」「嫌悪不愉快」を感じているネガティブ派は39%。上のグラフでは夫のほうにポジティブ派が多くなっており、ここでも夫婦間に違いが見られた。

ポジティブ派・ネガティブ派、それぞれのライフスタイル

 夫婦間の感情は年齢とともに微妙に変化する。50代前半では「恋愛」が最も多いものの、50代後半には「友情」が増え、60代前半では「無関心」・「嫌悪・不愉快」が増加する。同レポートでは、「60才夫婦リスク回避」には、妻の母親リタイア時期が始まる50代から、夫婦コミュニケーションや夫婦活動を活性化する施策を実施することが必要だと指摘している。

配偶者への感情変化

 ポジティブ派はネガティブ派のライフスタイルに注目すると、ポジティブ派は、夫婦生活全般の幸せ具合を示す「幸福度」、夫婦での日常活動や消費活性具合を示す「夫婦アクティブ度」が著しく高く、ネガティブ派は、友人との交流の活性具合を示す「友人アクティブ度」が高くなっている。しかし、家で鬱屈しているより、家の外で発散しようという選択は「オトナなライフスタイル」といえそうだ。

夫婦感情別(ポジティブ・ネガティブ)の幸福度、夫婦および友人アクティブ度

 同レポートの最後には、参考データとして女性の高年齢層の有配偶率のグラフが掲げられている。これを見ると、1985年から2005年の間に、長寿化によって有配偶者率は確実に高まっているが、年齢とともにその率が下がるのは変わらない。時に仲良く、時にケンカできる夫婦の時間を大切にしてほしいものだ。

高齢層の有配偶者率

【関連記事】
シニアの「ドラマを観たくなる有名人」1位となった「キムタク」ブランド支持層の高齢化?
シニア世代のランチ予算、男性は825円、女性は989円とややリッチ志向【ネットエイジア外食利用実態調査】
エンジニアの結婚相手、「仕事に理解がある」が9割
仕事・結婚・子育て…人生の決断を迫られる30代男性をターゲットにした「ボクナリ」

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2008/11/20 20:45 https://markezine.jp/article/detail/5938

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング