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大山忍のちょっと気になる海外マーケティング事情

第3回 “Co-registrationシステム”で精度の高い見込み客リストを獲得する!


効果の高いオンラインマーケティング手法として、eメールマーケティングは米国のオンラインマーケッター達に根強く支持されています。しかしながら、個人情報保護法の制定により、個人情報をむやみに多く抱えることは、同時に会社としてのリスクを抱えこむ事になります。今回は、質の高い見込み客のeメールリストを収集するのに効果的!と、米国マーケッター達の関心を集めている“Co-registration(共同登録)”の仕組みをご紹介します。

根強い人気のeメールマーケティング

 新しい技術や手法が次々と生まれるオンラインマーケティングのなかでも、効果の高い手法として米国のオンラインマーケッター達に根強い人気を誇るのがeメールマーケティングです。2005年のAD:TECHで発表されたデータによると、2005年に行ったオンラインマーケティング施策のなかで最も効果が高かった手法として、自社保有のeメールリスト(ハウスリスト)へのeメールは、PPC広告の次に支持が高い手法であったというアンケート結果が出ています。

 一方で、米国のeメールソリューション会社ExactTargetが今年3月にリリースした統計によると、抱えるeメールリストのサイズが大きくなるほど、配信するメールの開封率およびクリック率が下がるという、気になるデータもあります(図2)。

図2

 eメールアドレスは立派な個人情報ですから、大量に抱え込めばそれだけ個人情報漏洩のリスクも高まるわけですし、精査されていない大量のeメールリストを抱え込むことは「百害あって一利なし」です。そのためオンラインマーケッターは、精度の高い見込み客のリストを適度に確保する方法が必要となります。

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この記事の著者

大山 忍(オオヤマ シノブ)

米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併し、アフィリエイトシステムの開発企画やマーケティングマネージャーを務める。

2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベストプラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/12/07 21:10 https://markezine.jp/article/detail/60

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