ミクシィの第4四半期(2009年1~3月)の連結業績は、売上高31億3900万円、営業利益は8億2400万円。ソーシャル・ネットワーキングサービス「mixi」はモバイルを中心に順調で、広告売上は27億4200万円、課金売上は2億4200万円となった。
2008年通期では、売上高が120億5200万円、営業利益が37億7100万円。広告売上は前年同期比27.8%増の104億3100万円、課金売上は同29.7%増の7億7000万円となった。
現在、mixiのユーザー数は1683万人で、アクティブ率(3日以内)は約51%。月間滞在時間(PCのみ)は、2時間24分となっている。月間PVでは、モバイルからの利用が111億PV、PCからは42.5億PVとなり、モバイルが全体の7割を占めている。
ユーザーを年代別に見ると20代前半が最も多くなっている。また、日本人口に占めるmixiユーザーの割合は、20代前半で約66%、20代全体で約57%に達している。
今後は、mixiサービスのコアである「ソーシャルグラフ(人と人とのつながり)」を活かしたmixiアプリをPCとモバイル同時に展開するだけでなく、ソーシャルアプリケーション プロバイダー向けに、広告・課金・mixiファンドなどを通じてビジネス支援プログラムを提供する。このうち「mixiアプリ・オフィシャル アドプログラム」では、ミクシィがmixiアプリ向けに広告を販売・配信し、プロバイダにPV・UUに応じて広告を支払う。
また、2009年度の業績見通しについては、広告や課金の売上増が見込めるものの、広告予算縮小の動きやmixiアプリへの投資などによって増収減益としている。
【関連記事】
・mixiファンド投資第一弾、コミュニティファクトリーが2000万円を調達
・mixi、友だちから聞いた「キーワード」で交流可能になる高校生限定サービス開始
・ソーシャルグラフを利用して独自アプリがつくれる「mixiアプリ」、法人向けに提供開始