楽天リサーチは、夏のボーナスに関するインターネット調査を4月に実施し、全国の20~69歳の男女1,250人の回答をまとめた。
昨年ボーナスを支給されたと答えた人は72.8%だったのに対して、今年のボーナスについては「支給される予定」と答えた人は62.8%。昨年は夏のボーナスをもらったが、今年の支給はないという人は11.6%で、ボーナスを頼りにしていた人には大きな打撃となりそうだ。
見込み支給額が「減りそう」と答えた人は45.4%で、冬のボーナスに比べ減額傾向はさらに拡大。しかし、支給額に不満を感じる人が6割を超える一方で、「満足」と回答した人も3割以上。同調査では、この満足層の多さを「意外」としながらも、「支給されるだけまし」という心理が働いているのではないかと指摘している。
そんな中、夏のボーナスの利用用途のトップは「貯蓄」で、「旅行・レジャー」「ローン・借金返済」「生活費の補填」「買い物」が続いている。上位5つのうち3つまでが日常生活や資金繰りに直結するもので、不況感が色濃くあらわれる結果となった。
このうち、冬のボーナスの使いみちでは5番手だった「旅行・レジャー」は3.7ポイント増え、「エコポイント」導入で注目される家電については、「デジタル・AV家電」が9.8%となっており、エコポイントがボーナス商戦に与える影響が注目される。
【関連記事】
・ボーナスを「投資・資産運用に使う」半減、FX人気は急落
・ボーナス時と普段でこんなに違う、女性のお金の使い方
・若者の旅行離れ、「恋人の有無」が影響
・小中学生の定額給付金の使いみち1位は「貯金」