授業や仕事の合間の昼時に、10~20代の若者の携帯コンテンツ(携帯によるインターネットコンテンツ)の利用頻度が高くなることが、2月13日に日経リサーチによって発表された「携帯電話でのインターネットコンテンツ利用実態」の調査結果によって明らかとなった。調査は2006年11月30日~12月5日の期間に行われ、16~63歳の男女を対象に5,128の有効回答を得た。
調査では、10~20代の若者が28.5%、全体でも18.5%が携帯コンテンツを「ほぼ毎日」利用していると回答した。10~20代では3割弱が毎日携帯コンテンツを利用していることになる。また利用時間帯では、平日では昼時の12時~13時にかけての利用が21.0%とトップで、その前後の時間帯である11時~12時の8.0%、13時~14時の10.6%を大きく突き放している。
多くの若者が携帯コンテンツを利用している背景には、メールのほかに、近年普及が著しい、無料でオンラインゲームが楽しめる「モバゲータウン」や携帯版のmixi「mixiモバイル」などのSNSサービスの存在があるようだ。
その一方で50~60代での「ほぼ毎日」の利用率は1割以下(9.0%)となっており、世代間で格差が大きいことがわかった。しかしパソコンによるインターネットの利用は、最近では世代格差が狭まってきているといわれており、そう遠くない将来、お昼休みに携帯コンテンツに興じる中高年の姿が増えるかもしれない。
プレスリリース:「携帯電話でのインターネットコンテンツの利用は昼休み時間がピーク」(PDF)