社会連携講座は、企業との契約に基づいた共同研究経費によって運営されるもので、今回開設される「健康空間情報学」では、モバイル情報機器の活用によって、受診した医療機関ごとに分散保管されている個人の各種医療情報の統合化などの課題に取り組む。
ドコモは、個々人の診療データや自身で測定するバイタルデータなどの医療情報をモバイル情報機器で仮想的に統合するための技術を研究開発し、東大病院は医療情報環境の実証研究を行う。同講座は今年の9月から2013年8月までの4年間設置される。
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