ネットマーケティングの情報サイト「eMarketer」は、米国内のネット広告費の成長率が2007年を境に減少、横ばいになるという予測を2月26日に発表した。
レポートによると、3年連続で30%以上を維持してきた成長率が、2007年には18.9%になると予測している。ただし、ネット広告自体の要因で成長が鈍化するのではなく、あくまでも米国経済の停滞に大きく影響されたものと分析。成長率は下がるものの、広告媒体の中では依然としてネット広告は高い成長率を示すとしている。
eMarketerの2011年までの成長率予測を見ると、2007年に18.9%と下がった翌年の2008年は22.1%と増加に転じている。これは2008年に大統領選挙と北京オリンピックがあるためで、2009年以降は再び下降を続け、2011年のネット広告の成長率は13.0%。驚異的な数字ではなくなるものの、まだまだ行けると思うか、ネット広告も頭打ち?ととるか。業界内でも意見が分かれそうだ。
"Online Advertising Spending Growth to Level Off" (eMarketer)