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アクセス解析運用業務を効率化するポイント(後編)
【リクルートのアクセス解析担当者が明かすノウハウ】

2009/12/15 11:00

 今回は前回に引き続き、アクセス解析における運用を紹介いたします。前回いくつかの項目を紹介いたしましたが、今回はその残りを紹介いたします。アクセス解析をスムースに進めるための運用業務をご覧ください。【バックナンバー】

アクセス解析の運用業務リスト

 アクセス解析運用業務を効率化するポイント【リクルートのアクセス解析担当者が明かすノウハウ】の記事でも紹介していますが、以下の項目がアクセス解析の運用業務リストとなります。

  • 問い合わせ対応
  • リニューアルや新規サイトOPENのスケジュール把握
  • PV読み
  • ID発行および権限管理
  • 連絡体制およびフローの策定
  • 費用管理
  • 契約交渉
  • 障害対応
  • 全体スケジュール対応
  • バージョンアップ方針

 本記事では、ID発行および権限管理以降の業務について紹介していきます。

ID発行および権限管理

 利用者が増えてくると、ID発行業務を行う必要があります。一見、簡単な業務ですがいくつか発行する前に考えておくべきポイントがありますので、事前に次の内容を決めておきましょう。

  • すべてのユーザーにすべての権限を与えてしまってもよいのか? 個人的には、複数の権限レベル(2つ~3つ)を用意する事をオススメします。「全権限(運用管理を行う人)」「一部管理項目を利用できる権限(各サイトあたり一人)」「閲覧権限(その他利用者)」あたりにわけておきましょう
  • IDやパスワードのルールも統一しておきましょう。ID=メールアドレスor社員番号 PW=半角英数6桁以上など、同じルールにしておいた方が管理上分かりやすいです
  • IDやパスワードを忘れた場合のフローを決めておきましょう。ツール側でパスワードを忘れた場合にリセットする機能があるのか? 無い場合はどういうフローで新しいIDあるいはパスワードを発行するのか? 事前に確認しておくことをオススメします
  • ID付与対象者を決めておきましょう。希望する人には全員に与えて良いのか? 外部のパートナーさんへの権限付与はあるのか? など、ある程度の制限を設けることをオススメします。しかし、制限が厳しすぎると、IDとPWが使い回されるという本末転倒の状態になってしまうので、使う側のリクエストも十分に考慮しましょう

連絡体制およびフローの策定

 利用者への連絡ルールを決めておきましょう。どういう時に利用者への連絡を行うのか。例えばツールのバージョンアップ・メンテナンス・障害発生・勉強会のお知らせなど、利用者にどういう時に連絡を行うのかを決めておきましょう。緊急の場合は電話での連絡も検討しましょう。

 また、利用者以外にもベンダーや代理店に連絡をしたい場合もあるかと思います。すべてのユーザーが自由に連絡できるようにしてしまうと、先方も混乱してしまいます。運用者のみ連絡できるようにしておいた方が安全です。

アクセス解析の運用業務:費用管理

 面倒な作業ですが、非常に大切な内容です。

 ベンダーあるいは代理店にいくら支払いを行っているのか、これからどれくらい支払いを行う予定があるのか? を月単位で見直す必要があります。ベンダーあるいは代理店に対して発生する主な項目は次のとおりです。それぞれの項目単位で現状と今後の支払額を管理しましょう。ツールや利用状況によっては発生しないコストもあります。

  • アクセス解析サービス利用料(通常はPV課金)
  • ツールのオプション利用料(特別な機能を使う場合に発生するコスト)
  • 新規サイト導入にかかるコスト
  • 人的コスト(導入コンサルタント・問い合わせ担当・分析コンサルタントなどなど)

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