前編で はアクセス解析の社内への浸透を妨げる阻害要因6つのうち、「アクセス解析の活用レベルを上げる必要があるかそもそも疑問」「難しくて使い方がわからな い」についてを、中編では「上司が必要性を理解してくれない」「数値の信頼性が低くて判断できない」についてを解説してきました。最後となる今回は「必要性はわかるが時間が確保できない」「適切な人材がいない」に対する解決方法を紹介していきます!【バックナンバー】
必要性は分かるが時間が確保できない
アクセス解析の必要性を自分では理解していて、上司からの理解も少しずつ得られはじめました。しかし分析のために使える時間が確保できない。これもよくある話です。
多分これを読んでいる皆さまは、何かしらの形でアクセス解析に携わっている人、かつ、この記事を読むくらいの時間はあるけど(笑)非常に忙しい皆さまかと思います。では、どうやったら時間を確保できるか? 当たり前ですが他の業務時間を減らす必要があります。
アクセス解析業務の時間の削減方法ですが、今アクセス解析関連の業務で、どれくらいの時間をどの業務に使っていますか? 例えば数多くのデータを出すために時間をかけていませんか? 本当にそのデータは見られていて、使われているのかを改めてヒアリングしてみましょう。すると必ず使われていないデータが発見できるはずです。そのようなデータを発見した場合は、恐れずにレポートの数を減らしていきましょう。
大企業の場合、「昔から出していたから」や「いつか必要だから」という理由で延々と同じレポートを作っているケースが多いのではないでしょうか? レポート作成時間を減らし、空いた時間で既存のレポートに気づきを入れるようにしましょう。
もう1つの方法として、改めて自分の上司と「自分が雇われている理由、自分の会社での求められている役割やミッション」を確認する事をオススメします。会社は「レポートを出す」役割のためだけに、あなたへお給料を払っているわけではありません。あなたの役割は何かしらのレポートを出して「そこからの気づきを見つける」「サイトの改善に役立てる」といった、レポートを活用することでよい方向へ進むための具体的な手法やヒントを提供することにあります。
それが確認できたら、そのミッションにとって現在必要な仕事、必要じゃない仕事を分けて、改めて上司に仕事の配分や進め方の相談をしてみましょう。現状を変えるためには何かしら行動が必要になります。
上記2つの手法でどうしても解決ができない場合は、部署異動や転職も選択肢に入れてもいいと思います。不況な世の中ですが、アクセス解析の活用に関するニーズは高く、人材は不足しているのがこの業界だと思っています。次のチャンスを見つけるのも1つの選択肢です。
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小川 卓(オガワ タク)
ウェブアナリストとして、マイクロソフト、ウェブマネー、リクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパンで勤務。2015年にフリーランスとなり、UNCOVER TRUTHのCAO(Chief Analytics Officer)に就任。フリーランスでは、コンサルティング、勉強会、執筆などで活躍している。主な著書は『...
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