KLabの開発者は、2月上旬のKDKのベータ開発キットの登録受付開始とともにエントリーを行ったが、KDKの配布を待ちかねた結果、世界初で勝手に仕様からエミュレーターを自作し、KDKを使用することなく、世界初となるKDK用の勝手アプリを作成した(Amazonは、2月に限定ベータ開発者としての登録制の限定版を配布したが、公式KDKの配布はまだ行われていない)。
Amazonが公開しているKDKの仕様に基づき、KDKの全Javaインタフェース、およKindleデモアプリを動作させるのに最低限必要な2つのクラスを実装。Kindleデモアプリは、KLabが独自に実装したKDKライブラリを使って実装され、(上記KDKの実装が正しければ)公式KDKの配布後でも理論上ソースコードを書き換えることなく、デモアプリを動作させることが可能になる。
KDKエミュレーターではKindleデモアプリを実行し、動作確認を行うことができる。エミュレーターの使い方についてはKLabの「若手エンジニアブログ」で公開されている。
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