NECビッグローブと博報堂は、行動ターゲティング広告市場の形成に向けて協業を開始することを、4月5日に発表。その第一弾として、1月29日から2月18日にかけて、行動履歴の取れた200万人の中から車に興味のありそうな人を関心領域ごとに分類し、総配信数約4000万にもおよぶ大規模な広告配信実験を行った。
ユーザーのサイトにおける行動を分析し、そのユーザーの関心にふさわしい広告を配信する「行動ターゲティング広告」は、広告代理店各社が積極的に取り組んでいる、新しい広告配信手法。今回発表された実験結果をまとめた資料によると、自動車メーカーで実施した配信実験では、行動ターゲティングしなかった場合と比較して平均1.6倍、最大で4.1倍のクリック率を記録した。
これらの実証結果を踏まえて、BIGLOBEは、6月から行動ターゲティング広告商品を発売する予定だという。また、行動ターゲティング広告に関するさまざまなサービスを開発し、順次追加することも発表している。
プレスリリース:「BIGLOBEと博報堂が大規模な行動ターゲティング広告配信実験を実施」 (PDF)