ポーランドからのスパムが急増中だ。法人向けセキュリティ&コントロールソリューション大手のソフォス株式会社が4月11日に発表した「2007年1~3月のスパムの最多配信国ワースト12に関する最新のレポート」によるとポーランドが急激に順位上昇し、全体で3位にランクインした。調査は、世界各地に展開する脅威解析センター「ソフォスラボ」のアナリストが、上記期間に受信した全スパムを分析して実施された。首位はアメリカ、2位は中国。
ポーランドを経由したスパム配信は、06年の同時期(1~3月)には3.8%だったが、07年はそのほぼ2倍に比率が跳ね上がっている。これについてソフォスは「僅差で2位となった中国や、低いランクに位置するロシアやインドに比較してポーランドの人口が少ないことを考えると、同国のコンピュータへのセキュリティ対策に問題があると伺われる」とコメントしている。日本は1.3%で全体に占める比率は前回と変化がなかった。
スパム送信国ワースト12は以下の通り。
■2007年1~3月
1. アメリカ 19.8%
2. 中国(香港を含む) 7.5%
3. ポーランド 7.4%
4. 韓国 7.0%
5. イタリア 5.0%
6. フランス 4.1%
7. ドイツ 3.7%
8. スペイン 3.5%
9. ブラジル 3.1%
10. ロシア 3.0%
11. インド 2.8%
12. 台湾 2.5%
その他 30.6%