米グーグルは今年3月、中国政府の要請による検索結果の自己検閲を取りやめ、中国国内のユーザーを検閲のない香港のサイトへ転送を開始した。しかし、中国政府からこの転送サービスを続ける場合、6月30日に更新予定のインターネットコンテンツプロバイダ(ICP)ライセンスの更新を行わないとの通告を受けていた。
グーグルは、転送の代わりに香港サイトへのリンクがあるランディングページを提供する対応策をとったうえでライセンス更新の申請を行い、9日に公式ブログでライセンスが更新されたことを発表。中国国内のユーザーへウェブ検索や製品の提供を継続できることについて喜びのコメントを発表した。
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