地域間の格差が激しい中国市場では、早くから都市の等級(一級都市から五級都市まで)によってマーケティングを行うのが常識とされ、成熟している一級・二級都市では、多くの情報・リサーチ結果が恒常的に入手できる体制になってきた。しかし、最近では多くの日系企業から、「一級都市や二級都市はもういい、これからは三級以下」との声もあがっているという。
こうした状況を踏まえて、サーチナは、都市ごとの統計データの整備に着手。今回、都市別の経済統計データを整備して、オンライン版として試験公開を開始した。
今後は、北京・上海・広州などの一級都市から開始し、二級都市、三級都市などをまとめ、第一期として合計108都市を整備・公表する。データ作成にあたっては、各地方政府の公式発表による現状の数値を整備し、参考資料として位置づける。
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