SNSから送られてくる情報やメールが多すぎる
マイクロソフトは今年の9月から10月にかけて、日本、韓国、オーストラリア、香港、インド、インドネシアなどを含むアジア太平洋地域の11か国で、オンラインユーザー3000名を対象に調査を行った。その結果、この地域では約半数のユーザーが、SNSからの更新情報や毎日のメールなど「自分の手元に届く情報の量が多すぎて手に負えない状態になっている」と感じており、特に日本ではこのスコアが72%にも達している。
日本では「アップデートされる情報のどれもが重要でない」と思っているユーザーが3割以上に達しており、月間のSNS利用時間も同地域の中で最も少ない水準にある。また、日本では51%の人が「ソーシャルネットワーク上の “友だちリスト” のうち、実際には1人も親しいと思える人がいない」と回答している。
大量の情報にうんざりする前に、「ソーシャル力」を高めるには?
個人メールアカウントについては、アジア太平洋地域の6割以上のユーザー が「4つ以上」持っていると回答。その使用目的として、大多数の国のユーザーが「家族や友人と連絡を取り合うこと」と答えたのに対し、日本のユーザーは「ニュースアラートを受け取ること」と異なる傾向が見られた。
また、「500通以上の未読メールがある」と回答したユーザーは地域全体では13%だが、日本では20%に達している。これは1日平均15通という、他国と比較して最も多くのスパムメールを受け取っていることが要因として考えられる。
ソーシャルサービスから次々と送られてくる更新情報やメールに埋もれてうんざりする前に、マイクロソフトはアカウントの一元管理や効率的な運用によって、「ソーシャル力」を高めることの重要性を指摘。「年末年始はメールアドレス、SNSアカウントも”大掃除”を」と呼びかけている。
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