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レンタルサーバー徹底活用ガイド

『高機能・高セキュリティ・簡単運用』を満たす次世代レンタルサーバ


Webサーバに求められるニーズはますます高機能化し、個人情報保護法や内部統制など対応すべき課題も増えたことから、サーバの運用負担は増大する一方だ。そこで注目されているのが、高機能&高セキュリティで、運用負担の少ないレンタルサーバの利用。時代のニーズにマッチする最新ソリューション「VPS(バーチャルプライベートサーバ)」サービスを提供するGMOホスティング&セキュリティ株式会社 にお話を伺った。

変化するニーズに応える新レンタルサーバ

 社内外でのSNSの活用や、ポッドキャストによるプロモーションなど、ここ数年でWebの活用法も大きく変化した。その分サーバの管理が難しくなり、やりたいことは増えるのに自社で運用しきれなくなるという現象がいま起こっている。その問題を解決する方法が、レンタルサーバの利用だ。

 「サーバ運用は求める効果に対して運用コストが高くなりがちです。Webプロモーションをやりたいと思っても、社内調整だけで疲れてしまい本来やりたいことがなかなかできないというお客様もいらっしゃいます」というのは、GMOホスティング&セキュリティ株式会社・ラビッドサイト事業本部マーケティング部長の梅原誠氏。管理・運用の手間がなく、スポット利用も気軽にできる高機能なレンタルサーバがいま求められているのだという。

 Webアプリケーションが複雑化すれば、サーバに求められるスペックも高くなる。自社でサーバを購入しても3年後には古くなり乗り替えが必要になるという現実を考えれば、メモリ容量やディスク容量、CPUスペックなどプラン変更さえすれば常に最新のものが使えるレンタルサーバは、コスト面でも機能面でも有利なのだ。

 また、セキュリティ対策や、内部統制に対する対応も運用の負担とコストを増加させている要因のひとつ。「施行を目前に控えている日本版SOX法の影響で内部統制強化を迫られる企業が増えていますが、正直何をどうすればいいかわからないというお客様も多いのではないでしょうか。そこで、”高いセキュリティが確保され、しっかりと運営されているレンタルサーバを利用したい”というニーズも増えているようです」と梅原氏。レンタルサーバに対するニーズは従来よりも高まっている。

 このような時代背景から生まれるニーズを満たし、高い機能とセキュリティ、そして使いやすさを兼ね備えたのが同社の「VPSサービス」だ。

専用サーバのように使える「VPS」

 「VPS」は、手軽でサーバ管理が不要な共用サーバと、拡張性と自由度が高い専用サーバの長所を併せ持つサービス。1台のサーバで複数の仮想サーバを動作させ、仮想サーバのそれぞれの領域をお客様に利用していただくタイプのレンタルサーバだ。

サービスの全体像

 共有サーバはミドルウェアのみを占有し、専用サーバはすべてが専用。そのため、共用サーバには拡張性がなく、専用サーバは自由にカスタマイズできる変わりに運用負担が大きいという問題がある。「VPSはセキュリティパッチの適用などのOSレベルの最低限のアップデートは弊社で行い、その上のアプリケーションレベルは自由にお使いいただけます」と、同社マーケティング部の夏井洋平氏。仮想root権限が与えられるため、共用サーバでは不可能なアプリケーションのバージョンアップなどが自ら行えるという点が、共用サーバとの大きな違いだ。また、自由に使いたいアプリケーションや独自アプリをインストールすることが可能で、専用サーバに近い感覚で使うことができる。レンタルサーバなので、同社の24時間365日の監視体制のもとに運営されている世界基準のデータセンターにサーバを起き、バックアップ体制やトラブル時の迅速な復旧体制が整っているという安心感ももちろんある。

 「RV-3シリーズはFreeBSDをベースに提供していますが、RV-7シリーズでご提供するサーバはRed Hatで動作しています」(梅原氏)。「VPS」は人気の高いRed Hatに対応したことで対応するアプリケーションが増え、パッケージ管理ソフトなども利用可能になっている。

 とはいえ、アプリケーションのインストールは負担の大きな作業。その点、同社のVPSサービスでは、人気の高いアプリケーションが標準でインストールされ、すぐに利用できる状態で提供されている。「アプリケーション関連の書籍をみると、10章あったら4章分ぐらいがインストールの解説ですよね。でも本来やりたいのはアプリケーションを使った情報発信や情報共有。1回しかやらないインストールに時間と労力をかける必要はないと私達は考えました」と梅原氏は語る。専用サーバではすべて自分でやる必要があった面倒なインストール作業も、VPSの標準搭載アプリケーションを使うなら不要だ。

 標準搭載されているアプリケーションは、ブログアプリ「Movavle Type」、決済機能付き高機能ネットショップ構築/運営アプリ「EC-CUBE」、SNSアプリ「OpenPNE」、メーリングリストの管理/運営アプリ「Mailman」、コミュニティサイトが簡単に構築/運営できる「XOOPS」、Wikipediaなどでもおなじみの「PukiWuki」、高機能グループウェア「Aipo」。Webサイト運営には欠かせないアクセス管理アプリ「Urchin」ももちろん標準搭載されている。

標準搭載アプリケーション

 「内部的な情報発信と外部に向けた情報発信、どちらもでき、それを分析できるツールを標準搭載しました」と梅原氏。現在ニーズが多いと思われる機能は、標準搭載アプリでほぼ網羅することができる。これらのアプリケーションは中小企業はもちろんのこと、大企業でも活用可能なものばかりだ。「これらのアプリケーションに”対応”とうたうレンタルサーバはたくさんあります。しかし、これだけの数のアプリケーションを標準搭載しているサーバはあまりなく、インストール作業なしですぐに使えるメリットは大です」(夏井氏)。レンタルサーバに対するニーズを知り尽くした同社ならではの、嬉しい仕様だ

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この記事の著者

田中 裕子(タナカ ユウコ)

フリーライター。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/07/19 10:51 https://markezine.jp/article/detail/1414

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