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初心者Webマーケター向けアフィリエイト入門

Webマーケティングにアフィリエイトを使おう!【1】
プログラム導入前にやるべきタスクまとめました

同業種企業の実施状況チェック! 「アフィリエイトサイト側」で無料登録

 ASP検討と並行して進めておきたいのが、同じ業種の他の企業が、どのASPを使ってどんな条件でプログラム運用しているかの調査です。そのためには、まず「アフィリエイトサイト側」としてアカウント作成することが必要です。

 ECサイト側としてアフィリエイト導入するのは、コストもかかりシステム対応も必要ですが、「アフィリエイトサイト側」であれば、ASP公式サイト上の「無料登録はこちら」をクリックして、必要事項を入力して登録申請するだけ。簡単な審査もありますが、企業サイトであればまず落ちることはないでしょう。

 他社の報酬率や条件は、ログインした後、管理画面の「提携管理」などで確認することができます。購入・資料請求・無料会員登録など、何を成果対象にして、どれだけの報酬金額・率を提示しているかも一目瞭然です。

 また、「リスティング広告における禁止キーワード」を指定している企業も多いです。アフィリエイトサイトの中には、集客のためリスティング広告を利用する人もいますが、その際に自社名・自社ブランド名などのキーワードを購入されてしまうと、本来であれば直接来訪してくれるはずだった人を遠回りさせたあげ、く余計なコストが発生してしまうためです。

 バナーやテキストなど、リンククリエイティブも見ておきましょう。できれば、自分自身が個人ブログ内に張りつけることを想定し、使いやすいかどうか、わかりにくい点はないかなどメモしておいてください。

 できれば、実際に簡単な個人ブログを作ってASPに参加し、いろいろな企業に実際に提携申請してみると、さらに重要な情報を得ることができます。提携サイト向けに届くメールニュース内では、キャンペーン事前情報が告知されたり、今後の売れ筋商品予測なども流れます。

ASPは1社に絞るべきか複数利用すべきか

 ASP利用の月額固定費はそれほど大きくないため、複数のASPを並列利用をする企業も多いようです。ただ、最初からいきなり、2社、3社の併用利用をすることはお勧めしません。

 まずは1社でスタートし、提携数と成果アップをじっくり図りましょう。ある程度まで達して伸びが鈍化したかなと思った頃、必要であれば別のASPを追加契約するという形で、順番に行ったほうが賢明です。

 ひとつめの理由は、アフィリエイトサイトは一般的に、複数のASPを併用しているからです。どこをメイン利用しているかは人により異なりますが、2つのASPで参加しているアフィリエイト層が全く違うということはありません。したがって、2つのASPを同時に利用開始しても、提携数と売上が2倍になることはないでしょう。

 ふたつめの理由は、やはり開始直後には注目されますので、そのチャンスを最大活用するためです。最初はおそらく不慣れなことも多く、アピール不足だったり、ニーズを満たすリンク素材など提供できなかったりということがあるでしょう。まずは、どこか1社で試行錯誤してノウハウをため、それから次に進むべきです。

 また、「アフィリエイトプログラム開始」を時期変えて別ASPで行うことで、より多くのアフィリエイトに存在を気づいてもらうことができます。片手間にアフィリエイトをしている「副業派」も多く、時に1ヵ月も2ヵ月も、まったく管理画面を見ずという人もいます。開始時に気づかれないと、そのままずっと、多数のECサイト群の中に埋もれてしまうことがあります。複数のASPをどうせ利用するなら、開始タイミングも分散したほうがより目立てるはずです。

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この記事の著者

和田 亜希子(ワダ アキコ)

1994年早稲田大学政治経済学部卒。住友銀行、ライコスジャパン(検索エンジン)、カレン(メールマーケ支援)を経て2001年独立。アフィリエイトASP「LinkShare」からの受託で、個人アフィリエイト支援業務やアフィリエイトコンテストの開催に携わり、またECサイトのアフィリエイト導入やアフィリエイト・リレーションシップ・マネジメント(ARM)にも従事している。1999年に立ち上げた日本で最初のアフィリエイト専門情報サイト「アフィリエイトINDEX」をはじめ、「東京ホットスポット情報館」「東京...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2011/12/29 08:00 https://markezine.jp/article/detail/14710

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