ネットレイティングスは、5月のインターネット利用動向調査のデータをまとめたところ、Facebookの日本国内のサイト訪問者数が1724万人に達した。これは前月の1483万人と比較すると241万人増と大幅な増加となっている。
また、前年同月の820万人に対しては2.1倍となっており、年間を通しても訪問者の増加傾向に衰えていない。リーチにおいては29.1%となり、インターネット利用者の約3割が訪問している。
Facebookの主要な流入元ドメインと、その流入者数の推移を時系列で示したのが以下のグラフ。4月から5月にかけて検索経由での流入者数が増加しているほか、「headlines.yahoo.co.jp」や「transit.loco.yahoo.co.jp」といったYahoo! JAPANのコンテンツからの流入が急増。今年の4月中旬から開始されたYahoo! JAPANの主力サービスのFacebook連携は、流入元のデータからもFacebookにとって大きな集客力となっている。
国内で堅調に訪問者数を伸ばすFacebookだが、各国のFacebookのリーチと比較すると、日本のFacebookのリーチは依然低いままとなっている。
同レポートでは、以前からFacebookを上回る利用規模のSNSが存在し、かつ非英語圏であるブラジル、韓国と比較。国内でのリーチが20%を超えた時点を起点とした各国のFacebookのリーチ推移を見ると、ブラジル、韓国、日本のいずれの国においても20%を超えてから6か月後には、ほぼ30%までリーチが上昇。ブラジルではFacebookが最大手Orkutを抜き、韓国ではCyworldに迫る勢いとなっている。
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