ソーシャルメディアマーケティングは商品選択から始まっている
ソーシャルメディアマーケティングにおいて、投稿内容はユーザーにとって有益である必要があります。“有益”の定義はさまざまで、ソーシャルメディア限定、専門分野で役に立つ内容、無料・プレゼント・セール等のお得情報、エンターテイメントな内容であることなどが重要です。ユーザーに有益であれば、受け入れられるだけではなく、「いいね!」やシェア、RTなどにより拡散される可能性もあります。



多くの「いいね!」を獲得している。
特にEC連動の商品紹介は、失敗すると、単なる業者の売りたい心が見え見えの嫌みなものとなってしまいかねません。それでは、ユーザーに受け入れてはもらえません。そこで、多くの企業は、紹介の仕方を工夫しています。もちろん、紹介する商品も厳選しています。
たとえば無印良品は商品数がとても多く、テレビCMやチラシ、メールマガジンなどに載せられるものは限られてしまう状態でした。掲載できなかった商品を紹介する場としてソーシャルメディアを開始しています。
衣料品から家具、家電までさまざまな分野を扱っていますが、ソーシャルメディア上では、数万円する高い商品などは紹介せず、小物や食品など数百~数千円程度で買える商品を中心に紹介しています。こうして紹介した商品が、店舗の売り上げ向上につながるケースも多いのです。
参照記事:ITmediaニュース「『リアルもWebも変わらない』――ファン100万人の「無印良品」アカウントを1人で支える風間さん 」
つまり、EC連動でお勧めするのにふさわしいのは、以下のようなものとなります。
- 安価なもの(数百~数千円程度)
- セール品
- 写真やエピソードで購買アピールできるもの
- 発見や笑い、話題性などがある特徴があるもの
どの商品を紹介すればユーザーの心に訴えるのかを考えて、紹介する商品を選ぶと良いでしょう。