SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第107号(2024年11月号)
特集「進むAI活用、その影響とは?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

夏の電力供給以上の危機? 総務省がインターネットにおけるトラヒックの集計・試算を発表

 総務省は、日本のインターネットにおけるトラヒック(通信量)の実態を把握するため、インターネットサービスプロバイダ6社と学界の支援・協力を得て、2007年5月時点のトラヒックの集計・試算を行い、8月22日にその結果を発表した。

 公開された資料によると、2007年5月時点の日本のブロードバンド契約者のトラヒック総量は、平均で約720Gbpsと試算され、2006年5月からの1年で約1.4倍となっている。今後もこの増加率が維持された場合、2008年5月頃にはトラヒック規模が1T(テラ)bpsに達すると試算している。

 また、国外ISPから協力ISPに流入するトラヒックも2006年11月から急増して、2006年5月からの1年で約1.7倍となっており、ビデオダウンロード等の増加がその要因と考えられている。ネットユーザーの利用傾向を見ると、ブロードバンド契約者のダウンロードトラヒックは増加が続き、300Gbps(月間平均)を超えている。そのピークは、21時および23時頃にあり、年々鋭くなってきているという。

 急増するトラヒックに対して、国内の主要IX(インターネット・エクスチェンジ:インターネットの相互接続ポイント)で交換されるトラヒックのうち、協力ISP6社が占める割合は42.4%と1年前から横ばい状態。今回の調査に協力したISPは、インターネットイニシアティブ(IIJ)、NTTコミュニケーションズ、ケイ・オプティコム、KDDI(旧パワードコムを含む。)、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコムのISP6社7ネットワーク。これらの国内シェアが合計で約4割ということになる。

 こうしたトラヒック増加傾向に対して、日本国内のトラヒックをどのように適正に流通させるかが、ISP、サイト運営企業、行政を含めた現在の大きな課題となっている。

プレスリリース:「我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計・試算」

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2007/10/05 21:21 https://markezine.jp/article/detail/1652

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング