デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムは、子会社であるスパイアのインターネット調査「ターゲットリサーチ」を利用し、急激な普及を見せるスマートフォンユーザーの利用実態を調査した。
2011年9月の調査では、スマートフォンの年代別利用率は、男女とも20代が最も高く、男性23.9%、女性20.5%であったが、今回の調査ではスマートフォン利用率は男女ともに各年代で大きく伸長。特に、女性は各年代とも2倍近い増加率となっており、今後も年齢・性別を問わず、幅広く普及していくことが推測される。
商品・サービスのすべての購買プロセスにおいて、スマートフォンの利用率が昨年よりも上昇していることが明らかに。スマートフォンはPCに次いで利用率が高く、メディアとしての重要性が高まっている。特に16~19歳と20代に関しては、購買の各プロセスにおけるスマートフォンへの依存度は高い。
スマートフォンがテレビを超える情報入手のメディアになっていることが判明。
検索では、全体と比較すると、スマートフォンのポイントに大きく差が出ている。
スマートフォンは、店頭を超える比較検討のメディアとして使われている。
同様に、スマートフォンは、店頭とPCに次いで購入を決断するメディアになっていることも判明。
また、情報共有を行う主要なメディアとしてスマートフォンは機能している。
一方、利用頻度の高いWebサイト・アプリは、1位「Facebook」、2位「Yahoo! JAPAN」3位「LINE」、4位「Twitter」、5位「mixi」であった。信頼度の高いWebサイト・アプリは、1位「乗換案内」、2位「クックパッド」、3位「日本経済新聞電子版」、4位「産経新聞」、5位「YOMIURI ONLINE」という結果になった。
【調査概要】
調査対象者:16~59歳のスマートフォン利用者
調査数:2,000サンプル
調査機関:スパイア
調査方法:インターネット調査
実施日時:2012年10月6~12日
【関連記事】
・国内最大級スマホディスプレイ広告プラットフォーム「Xrost DSP for Smartphone」リリース
・外出先でスマホを使って飲食店を検索する人は6割超
・KDDIとmediba、スマホ向け推奨型広告配信事業展開
・スマホユーザーが利用しているサービス、LINEがFacebookを上回る
・20代では6割がスマホでのクーポン提示を支持