今回の調査は、主要Webニュースサイトでのニュース露出調査サービス「Webクリッピング」と、Twitter全量データを分析対象とするクチコミ分析サービス「BuzzFinder」がそれぞれ独自に集計を行った。
Webニュースの露出件数を見ると、2012年11月29日から、衆議院議員総選挙が公示された12月4日までは、民主党・自民党・日本維新の会・日本未来の党が相対的に多くなっている。公示後の12月5日以降は民主党と日本未来の党の露出減少幅が大きい一方、自民党と日本維新の会が露出件数を比較的保つ傾向にある。また、11月29日のニコニコ生放送「ネット党首討論会」の後や、12月4日の総選挙公示のタイミングでは、各党とも露出数を一様に伸ばしている。
一方、12月7日から9日のクチコミ数で見ると、自民党が抜きんでており、日次およそ70,000件前後を推移。次点の民主党がその5~6割にあたる30,000~40,000件前後で、相対的な差はWebニュース露出より大きくなっている。それ以外の政党は、上位2政党と大きく差が開いている結果となった。
NTTコムオンラインが今回発表したBuzzFinder調べの政党別クチコミ数は、Twitter全量データを対象に集計し、リアルタイムにデータを更新。NTTコム オンラインのトップページと「衆院選特設ページ」で見ることができる。
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