6. ファンをちょっとした地元セレブに
2012年春に日本にも上陸したアイスクリームの「ベン&ジェリーズ」。彼らが選んだプラットフォームは、写真共有サービスの「Instagram」。#captureeuphoria(Euphoriaは至極の幸福感を意味する言葉)というハッシュタグと一緒に投稿された写真の中から、20人のベストショット&ファンを選出。そして、その人の地元のベン&ジェリーズの広告に、彼らの写真を使っちゃった。これで彼らは地元のちょっとした有名人。集まった写真はサイトで確認できるよ。今年の夏は、地元ならではのアイスクリームフレーバーを販売する企画もあるそう。まずはニューヨーク、サンフランシスコなどの5都市から。ご当地アイスクリーム、ニューヨークはやっぱりブラウニーかな。
7. 夜遊びしたい男性の味方です
アルゼンチンのビールメーカーNorteは、彼女に嘘をついてでも夜遊びしたい男性の強力なサポーター。彼女には、「今夜は野郎どもと飲む」とか「まったく楽しくなかったよ」なんて言っていたのに、Facebookを見てみたら女の子たちとクラブで遊んでる写真にしっかりタグ付けされてた! なんてハプニングは避けたい。そこで、Norteは“Photoblocker”機能が付いたビールのクーラーを提供。カメラのシャッターが押されたことをセンサーが察知すると4つのフラッシュが発光するから写真は真っ白。顔が写らず安心。どこまでも男性の味方なのね。
8. ジャンクフードに似せた野菜スティック
この夏だからこそ!のまとめに入れるのは少し無理矢理かもしれないけれど、シンプルな発想が好きだから入れちゃう。夏バテで食欲がないなんて人も、さっぱりお野菜とかなら食べられそう?アメリカでは一般的な野菜スティック。親が学校に持たせるランチバッグにも、ジップロックに入った野菜スティックがよく入ってる。でも、野菜嫌いな子どもも多い。そこで人参やジュースをつくるBolthouse Farmsがつくったのは、スナック菓子のように見えるキャロットスティック。よく学校のカフェテリアのスナック専用自販機にあるようなパッケージに似せることで、子どもに苦手を克服してもらおうという試み。

9. 薬物を悪用したレイプへの認識を高める傘
カクテルを華やかに演出するかざり傘。そんなおしゃれでハッピーなアイテムに目を付けたのは、Watch Your Drinkというプロジェクト。Drug Rape Awareness Umbrellaと名付けられたその傘には、“This is how easy it is...to spike your drink”の文字。カクテルを飲んでいる女性が目を離した隙、またちょっと席を離れた隙に、この傘をドリンクにさしておく。そんなちょっとの間に、誰かが薬物などを混入することができたかもしれないよ?というメッセージ。女性たちに、薬物を悪用したレイプへの認識を高めてもらうためのキャンペーンなの。

10. バドワイザーを飲んで友達を増やそう
バーやクラブでは誰でも普段より開放的になるし、初対面の人とも会話が弾む。バドワイザーがつくったのは、「Buddy Cup」。チップが埋め込まれたビールグラスで、なんと、乾杯!とグラスを交わすだけでFacebookでお友達になってしまうの。って、まあ親切なのかありがた迷惑なのかわからないけれど、本当に気の合う人たちと出会えたのならなかなか素敵なアイディアかもしれないね。