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現場ノウハウ満載!現役店長に学ぶ「人気ネットショップの作り方」

「買わなくてもいいですよ」と言える信頼関係 欧州中古車販売店「ジャッロ ガラージュ」(後編)


一番大事なのは人間同士のコミュニケーション

では、ネットショップを開いてみて、これまで一番良かったこと、悪かったことってなんでしょうか。

一番良かったと思うことは、得意分野だけで勝負するマーケットを、狭いけれど深く日本中に広げていけることです。実店舗の前をたまたま通りかかったお客様だけでは、とても成り立たない商材ですので、ネットなくしては現在の状況もないと思います。
悪かったことは特にありませんが、メールのやり取りで困ったことはあります。思い違いや文面の印象でお客様を怒らせてしまったことがあるのです。

確かに、メールは難しい面がありますよね。

ええ。顔を見ることがない、文章だけでのやりとりの難しさは、お客様からの数々のお叱りを受けて、今でも痛感しています。
あと悩みというのもなんですが、実店舗が商品倉庫とお客様のサロン的な場所になっていて、常連の方たちがああでもないこうでもないと楽しく話をしているのですが、最近はネット関連の仕事が忙しくて、その話にじっくり加われないのが悩みです。

では、良かったこと、うれしかったことはなんでしょうか。

日本中にお客様という同じ車種を愛する仲間が増え、近況報告や旅行先からのお土産などをいただいたときは本当にうれしいですね。実店舗と同時にネットショップもオープンしたので、ネットショップのオープン前と後で売上に変化があったわけではないのですが、当初は「宣伝広告」ととらえていたサイトが、現在ではNo.1営業マンです。

では、これからインターネットショップを立ち上げようとしている方に対して、一言お願いします。

インターネットの一番の利点は、双方向のコミュニケーションが可能なところです。それを本当に理解しないと、サイトはただの見世物になります。私自身もいまだにパソコンの用語などまったく知りませんし、休みの日には触りもしませんが、一番大事なことは人間同士のコミュニケーションだと思います。メールのやり取り以外にも手法は様々ありますが、「お客様とコミュニケーションが取れている店」が売れている店になるのではないかと思っています。

水河さんならではの力強いコメントですね。どうもありがとうございました。

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この記事の著者

山田 雅彦(ヤマダ マサヒコ)

大学で経営工学を専攻。総合電機メーカー系ソフトハウスに勤務後、フリーのシステムエンジニア、IT系コンサルタントなどを経て、2000年3月に有限会社サーブを設立。 また、買い物情報のクチコミサイト「買物じょうず」の企画・開発...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/10/05 16:23 https://markezine.jp/article/detail/1848

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