SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

現場ノウハウ満載!現役店長に学ぶ「人気ネットショップの作り方」

「買わなくてもいいですよ」と言える信頼関係 欧州中古車販売店「ジャッロ ガラージュ」(後編)


ヤフオクは強力なプロモーションツール

「ジャッロガラージュ」では、広告宣伝や販促方法として、なにか行っている施策はありますか?

現在、プロモーションで一番効果的なのはヤフオクです。
オークションに親和性のある商材だけでなく、新品の箱つぶれや絶版品や中古品など、使えるモノはどんどんオークションに出しています。原価はゼロに近いので、極端に安い値段でスタートします。思いがけず非常に高値で売れたり、それを見てホームページをのぞいてくれたりと大変効果的な集客ツールでもあり、そこで利益も発生します。これも環境破壊を食い止めるエコ活動のひとつと言えるのではないでしょうか(笑)。

ヤフオクストアに出品している中古部品。
商品の1点1点にユーモアにあふれた商品の説明が添えられる。
ヤフオクストアに出品している中古部品。商品の1点1点にユーモアにあふれた商品の説明が添えられている。
なるほど。オークションが、さらに新しいお客様との接点にもなると。それは面白い見方ですね。

その車種にしか合わないパーツを出品すると、自ずとその車種のユーザーが集まり、リンクでホームページへ誘導できるので一石二鳥です。オークションは、インターネットのヘビーユーザーも初心者も必ずのぞく場所。そこにピンポイントでプロモーションができて、しかも商売もできるわけなので、これほど効率の良い広告もないと思ってます。

メルマガで大反響があったコンテンツ

水河さんはメルマガも発行されてますが、どんな情報を紹介しているのでしょうか。

お恥ずかしいのですが、宣伝などはほとんどしないんです。笑えるネタがあったときやイベントや企画の案内のとき、あとは大好きな車種が入庫したり、思い通りに仕上がったりして自慢したいときにだけ発行するという、非常に気まぐれなメルマガです(笑)。
しかし、商売とは関係ない、こちらからの問い掛けやお願いごとなどには少なからずお返事をいただきます。また、2万通弱の保有アドレスは、微増はするものの配信解除がほとんどないので、その点はありがたいことだと思ってます。

なるほど、それはすごいですね。やはり何か魅力的なコンテンツがあるのではないでしょうか。

試験的にではありますが、購買まで至らずとも、購読者から反響を多くいただいたメルマガで、「ある人物を想定したストーリー」を書いたことがあります。ある車と、ある人物を登場させてストーリーを展開し、それをご自身に重ね合わせていただけないかなと思い、「フィアットパンダに乗る負け犬女性」や「テレながらも真っ赤なアルファに乗る女房子持ちの旦那さん」などという感じです。
「続編はまだか」と催促を受けますが、いかんせん時間がなく書けていません。でも、通常の商品説明でも心がけている「購入した後の具体的なイメージ」が先々の購入意欲に訴えるのではないかと考えています。

それはタイトル見ただけで読みたくなります。それにしても水河さんは本当に多才ですねぇ。驚きました。

次のページ
一番大事なのは人間同士のコミュニケーション

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
現場ノウハウ満載!現役店長に学ぶ「人気ネットショップの作り方」連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

山田 雅彦(ヤマダ マサヒコ)

大学で経営工学を専攻。総合電機メーカー系ソフトハウスに勤務後、フリーのシステムエンジニア、IT系コンサルタントなどを経て、2000年3月に有限会社サーブを設立。 また、買い物情報のクチコミサイト「買物じょうず」の企画・開発...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2007/10/05 16:23 https://markezine.jp/article/detail/1848

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング