SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

売上につながる!B2Bリードジェネレーション講座

「なんかダメだったね」で終わらせない 効果的かつ精緻なリードジェネレーションPDCA


 本連載では、B2B企業のマーケティング担当者がどのようにリードジェネレーションをすれば、売上につなげることができるのかを解説していきます。最終回となる今回は、リードジェネレーション含むマーケティング予算の配分と、リードジェネレーション活動をより効果的に効率的に精緻化することについて解説します。

リードジェネレーションにも「一撃の法則」を

 書籍『マーケティング22の法則』(アル・ライズ、ジャック・トラウト共著)の中に、「一撃の法則」というのがありますが、これは、リードジェネレーションにおいても当てはまります。

 多くの場合、マーケティング予算は限られています。その限られた予算を有効に使うために、分散させず、主要なマーケティング活動に集中投下することを「一撃」に例えたわけです。グローバルIT企業は、年に一度大きなイベントを開催しますが、これはこの法則に従っていると言えます。

 このようなイベントを「アンカーイベント」と呼ぶことがあります。イベントが「アンカー」(anchor 拠り所)となり、様々な活動が引き寄せられるイメージです。製品発表、事例発表、戦略発表、パートナー契約などをイベント当日に合わせるのも1つのアイデアですし、イベント直前、直後に散らして、盛り上がりをコントロールするのもいいでしょう。

 このように集中的に予算投下することで、既存顧客だけではなくパートナー、記者なども注目するようになり、パブリシティも増えます。パブリシティが増えることで、潜在顧客へのアプローチも効果的になります。

 一方、様々なイベントにそれぞれ中途半端な予算を投下すると、どれも印象に残らない、といった結果に陥ってしまいがちです。

PDCAサイクルの実施

 ビジネスパーソンで知らない人はいないであろう「PDCAサイクル」ですが、実際のマーケティング活動でサイクルを回せている人はそれほど多くないでしょう。もちろん、リードジェネレーションについてもPDCAは必要です。

Plan

 計画とは、これから行なわれる活動へのリソースの最適化、スケジュールの精緻化、品質の確保を見積もるステップです。つまり、QCD(Quality・Cost・Delivery)をあらかじめ見積もることだと言えます。

 注意すべきは、QCDはあくまで、何かしらの目的を達成するための手段であること。マーケティング活動やリードジェネレーションをすることによって「何を達成したいのか」を設定することが重要です。

 そしてもっとも重要なのは、計画と実際を比較検証すること。そのためには、定量的指標、定性的指標が必要です。

Do

 非常にチャレンジングな計画もあれば、達成して当然の計画もあると思います。大事なことは、その達成度の重みも計画に入れておくこと。実行時における計画とのギャップを許容する度合いも考えられるようにすることです。

 注意すべきは、「Plan」のステップで綿密に立てた計画を、そのとおり実施しなければならないと思うあまり、無理矢理実行していくことです。

 コンセプトのような基本方針は変えず(基本方針すら変更する勇気も必要な時があるかもしれません)、QCDや指標については柔軟性も必要です。ただし、変更した履歴は次回計画に重要な参考値になりますので必ず保管しておきます。

2014年5月21日(水)「1日でわかるB2B リードジェネレーション講座」開催

Webの記事を読むのもいいけれど、実際に寺澤さんに会って直接講義を受けませんか?

イベント出展やホワイトペーパーダウンロードなど活動を「リードジェネレーション」として再認識し、戦略、目標設定、PDCAなどの視点を持つB2Bマーケターを育てます。新人教育にオススメです!

★☆★「1日でわかるB2B リードジェネレーション講座」の詳細・お申し込みはこちら★☆★

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
Check

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
売上につながる!B2Bリードジェネレーション講座連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

寺澤 慎祐(テラザワ シンスケ)

株式会社アイトップ 代表取締役 兼 株式会社メジャース マネージャー

IT系商社、英国IXI社、米国SCO社、日本のベンチャー企業、サン・マイクロシステムズにおいてソフトウェア製品やITサービスのマーケティング、事業企画に携わる。現在は、企業のマーケティング顧問や分析指向マーケティング、ITマネジメント...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2014/04/28 12:14 https://markezine.jp/article/detail/18845

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング