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女性・若者のハートをつかめ!「Ameba」最新マーケティング事例(AD)

月間スマホPV約152億!スマートフォンプラットフォーム「Ameba」を活用したアメーババウンドマーケティングプログラム登場

 月間スマートフォンPVは約152億、会員数は約3,340万人を超える「Ameba」(2014年2月末時点)。「Ameba」は、2012年夏にブログを中心としたサービスから、コミュニティやゲームなどを提供するスマートフォン向けサービスへと進化を遂げた。昨年より、スマートフォン向け「Ameba」を活用した「アメーババウンドマーケティングプログラム」がスタートしたが、その全貌と魅力についてお話をうかがった。(バックナンバーはこちら)

スマートフォンサービスへと変革した「Ameba」

 2012年秋にテレビCMをジャックした「アメーバスマホ♪」という軽快なリズムを覚えているだろうか。サイバーエージェントが約30億円という同社過去最大の広告費を投下して行った「Ameba」のプロモーション。これは同社が運営する、ブログを中心とした「Ameba」のイメージを、スマートフォン向けサービス「Ameba」へと変革させるために行ったものであった。

サイバーエージェントは約40以上のコミュニティを運営。
コミュニティによりユーザーの特性は大きく異なり、特長がはっきりしている。

 その戦略方針のもと、スマートフォン向け「Ameba」内のサービスとして、「きいてよ!ミルチョ」「パシャっとmyペット」「Candy」「ペコリ」といった様々なスマートフォン向けコミュニティサービスを怒涛のペースで次々とリリースしたことも記憶に新しい。これらのコミュニティサービスの月間ユニークブラウザ数は1,100万人を超えるなど、「Ameba」のスマートフォン市場における存在感は一気に拡大した。

 現在、「Ameba」はブログやアメーバピグのほか、これら40以上のコミュニティサービスを抱えている。またスマートフォンからの月間アクセス約152億PVという数字からもわかるように、多くのユーザーが集まるスマートフォンサービスへと進化を遂げた。そしてこの度、同社はスマートフォン向け「Ameba」を活用した「アメーババウンドマーケティングプログラム」という新たなサービスを昨年より開始した。

根強い口コミのパワーを、スマホファーストプロモーションで活用する

株式会社サイバーエージェント アメーバ事業本部 広告部門
オリジナルアドグループ プランニングディレクター 竹中剛氏

 「アメーババウンドマーケティングプログラム」は、弊社がこれまでアメブロとアメーバブロガーをはじめとしたインフルエンサー組織の活用から導きだしたスマートフォンに最適化したコンテンツ設計、そしてスマートフォン向け「Ameba」を包括的に活用した誘導力を武器に、企業が商品を効果的にプロモーションできる仕組みになっています」と、同社 アメーバ事業本部 広告部門 オリジナルアド プランニングディレクターの竹中剛氏は話す。

 「『口コミは強い』と昔から言われているように、現在でもその信頼性は極めて高く、企業にとってはブログや口コミを活用した施策の重要度は高まっています。また一方で、インターネット上にある情報量は10年前に比べて約410倍とも言われており、例え魅力的な商品であってもその情報を上手く発信しなければ、ターゲットに認知してもらうことさえ厳しいでしょう」

 このような背景から、同社は企業が向き合っているブランドの認知促進や価値向上を支援するために、同プログラムを開発した。

アメーババウンドマーケティングプログラムの3つの特長

  アメーババウンドマーケティングプログラムには、企業からのメッセージをたくさんの消費者へと自然に届けることができるように、3つの特長的な仕組みが備わっている。

3つの特長的な仕組み
  • ソーシャルインフルエンサー「Ameba Meister」が発信・拡散力のあるコンテンツを作成する
  • 「Ameba Meister」が作成したコンテンツをキュレーションページ等に活用し、ユーザーの読みやすさを重視、ブランド理解・価値向上を図る
  • ブログ・コミュニティからの流入を図り、コンテンツとしてソーシャルリーチを最大化する

 1つ目の仕組みは、コンテンツ作成を「Ameba Meister(アメーバマイスター)」と呼ばれるソーシャルインフルエンサーが行うことだ。「Ameba」には、ブログをはじめとする40以上ものコミュニティサービスがある。それぞれのコミュニティには、発信力・編集力・ファン数のいずれにも優れた多種多様なユーザーが存在しており、そのユーザーたちを組織化したものがAmeba Meisterである。

 消費者が商品購入時に参考にするメディアとして、テレビCMや企業サイトよりも、ブログや口コミサイトの優位性が圧倒的に高いという調査結果(2013年3月マクロミル調査)からもわかるように、企業から一方的に情報を送っていても今日ではユーザーの心に響かなくなっている。

 そこで同プログラムでは、まずはクライアント企業のターゲットに合ったAmeba Meisterにブランド体験を提供する。そしてAmeba Meisterにそこで感じた魅力を、ユーザーコンテンツとして各コミュニティやブログへ投稿してもらうことで、「Ameba」のユーザーへ情報を拡散していく。さらにその拡散に際して、エッジの立った様々なコミュニティが力を発揮するという。(※投稿時にはPRマークを掲載し、企業のプロモーションの一環として体験・投稿した記事だということがわかるよう明示)

 「コミュニティには様々な形態があり、ブログだけではカバーできない部分まで対応することができます。例えばブログでの発信は、文章を書くのが得意なユーザーにある意味限られていました。しかしスマホ向けに開発され、「シンプルで簡単!」にこだわった新しいスマホブログサービス『Simplog』は文章が苦手でも気軽に始められるなど、従来のブログを超えた新しい切り口のインフルエンサーから情報をより多角的に拡散していくことができるのです」と竹中氏。

 これはアメブロというサービスを長年にわたって運営してきた知見に加えて、様々なコミュニティを運営し、さらにその発信者を組織化している「Ameba」だからこそ実現できることだろう。

ユーザーがどんどん読みたくなるページ作りのノウハウ

 2つ目の特長は、Ameba Meisterがアップしたユーザーコンテンツの中で、特に影響力が高いものをピックアップしキュレーションしていくことだ。そしてそのページは、多くのコミュニティ運営で培ってきた知見をベースとして、スマートフォンで気持ちよく読めるUI設計で構成する。

 「コンテンツを作る時に重要視されていることは、面白さや信頼性でしょう。ここでは、その資質を既に備えているAmeba Meisterが作成したユーザーコンテンツを主役にして、いかにユーザーに気持ち良く見てもらえるかに注力しました。テキストがずらっと並んでいるようなデザインでは、なかなかユーザーには読んでもらえません」

左からエスビー食品株式会社、株式会社日本公文教育研究会、
エイベックス通信放送株式会社(各社提供)

 ページ設計のポイントは、情報を短く区切り、ストレス無く読めるUIにすることだという。デザインは、多くの写真をフリックで簡単に見られるものや、写真をフックに読みたいテキストだけ開いて読むものなど、スマートフォンに最適化されたタイアップページが3パターン用意されており、ユーザーがついどんどん読みたくなるようなページ構成で、ブランドの理解促進と価値向上に働きかける。

 実際にページリリース後の効果として、通常のタイアップと比較して、1.5倍のページ遷移率があり、遷移後の動きに関してもライフタイムバリューの高い結果となった。

 また、間接的な効果としても実施期間中のアフィリエイト経由の獲得が前月比の約2倍、指名検索からの購入が約1.5倍になる事例もみられた。

  1. Amebaまとめ(スマートフォンページ)
  2. Ameba Meister

膨大な流入経路と自然な誘導で、ユーザーにしっかりメッセージを届ける

 3つ目の特長は、ブログやコミュニティからの流入を促すキュレーションページへの導線設計だ。「Ameba」のホームやブログ、各コミュニティのトピックスなど様々な場所に設置されるが、いわゆるバナー広告のような体裁ではない。ユーザーがコンテンツを読んでいるときのモチベーションのまま自然に流入できる設計になっている。

 「バナーなどの広告枠では、ユーザーは『広告だ』と身構えてしまいます。ニーズがよほど合致しない限りはクリックしません。広告とわかるように示す必要はありますが、コンテンツと自然に溶け込むような体裁にすることで、コンテンツを探しているモチベーションのまま、ユーザーに企業のメッセージを伝えることができます」

「Ameba」で企業のブランディングを実現

 先に触れたAmeba Meisterの組織は、2014年9月までに女性会員100万人の獲得を目指している。また、「Ameba」会員のおよそ6割は女性が占めており、美容や料理、ママ市場など、女性マーケットに強いという特長もある。

 「現在、成人女性を対象にしたAmeba GGというサービスのイベントを年に4回開催していますが、イベントで商品をリアルに体験したユーザーは、その商品の購入意向が9割以上高まることがわかっています。特に大型家電などサンプリングできない商品については、リアルイベントを通した体験の場をゆくゆくは提供していきたいと考えています。プログラムのスタートは、あくまでスタートです。どう向き合えばユーザーに伝えたい情報をしっかり伝えることができるのかを徹底的に追求し、ブランド認知や価値向上を実現する場として『Ameba』を活用していただければと思います

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この記事の著者

東城 ノエル(トウジョウ ノエル)

フリーランスエディター・ライター
出版社での雑誌編集を経て、大手化粧品メーカーで編集ライター&ECサイト立ち上げなどを経験して独立。現在は、Webや雑誌を中心に執筆中。美容、旅行、アート、女性の働き方、子育て関連も守備範囲。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2014/04/04 14:00 https://markezine.jp/article/detail/18911