携帯電話用の検索と検索エンジンのキーワード最適化を利用した広告サービスを提供する米JumpTapは、9月6日、今まで明らかにしていなかった自社のモバイル検索システム「The JumpTap Mobile Search Index 」を公開することを発表した。
同社が提供する「The JumpTap Mobile Search Index」は、携帯電話向けにデザインされたウェブサイト用の索引一覧で、携帯電話会社各社のルールに従ってカスタマイズが可能とのこと。利用者はポータルサイト以外のサイトや、ウェブページの断片的な情報からも検索結果を得ることができる。また、検索結果のページにデフォルトで「buy」、「audio preview」、「image preview」が可能な機能を盛り込んでいる。このシステムはこの先、携帯電話会社のデータベースと利用者の検索履歴などからその検索精度をあげていくとしている。
また、「JumpTap Advertising Suite」をコンビネーションして利用することで、広告収入も可能なシステムになっている。
JumpTupのチーフエグゼクティブオフィサーのDan Olschwang氏は、
「無線で利用できるデータが増えつづけているのと同じように、携帯電話を使って情報検索や購買を行う利用者はますます増えてゆく。その中で『The JumpTap Mobile Search Index』と『JumpTap Advertising Suite』は、携帯電話会社と広告主の両方がもっとも望む形の広告と、経験値によってますます良くなってゆくモバイル検索のコンテンツをユーザーに提供できるだろう。広告主の売り上げは上がり、提供もとの会社も、モバイル検索とモバイル広告によって新規の収入源を得ることができるだろう」としている。
Googleに負けず劣らずの技術力と企画力で、投資ラウンドが順調なJumpTup。これからどれだけマーケットに受け入れられていくか、注目しておきたい企業だ。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)
デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア