ネットスターは、複合カフェ業界向けのフィルタリングサービスを開始することを10月18日に発表した。このサービスの導入第1号店舗として、複合カフェ業界最大手のランシステムが、新店舗「スペースクリエイト自遊空間 BIGBOX高田馬場店」においてネットスターのサービスを採用したこともあわせて発表された。
現在、ネットカフェやマンガ喫茶などの複合カフェを未成年者が利用する際に、ネット犯罪の被害者・加害者となるケースが懸念されている。この対策として、業界団体である日本複合カフェ協会は、掲示板やブログなどへの書き込みの規制や、ダウンロードサイトなどへのアクセスブロックなど、利用者のアクセスを制限するフィルタリングソフトの導入を推進しているが、運用の手間が負担となり、実際の導入率は、10~20%と低迷しているという。
ネットスターは、こうした状況を踏まえて、ヤマハ製ビジネスルータ上で動作する同社のフィルタリングサービスをベースに、複合カフェ業界向けのサービス提供を開始。店内のネット閲覧を一括して制御することが可能なため、パソコン1台ずつへのインストール作業が不要になり、フィルタリング有無の切り替えなどの運用負荷を大幅に下げることが可能になるとしている。
プレスリリース:「ネット犯罪から子どもを守る、複合カフェ業界向けフィルタリングサービスを開始 ~複合カフェ業界最大手ランシステム社の「自遊空間」最新店舗がネットスターのサービスを採用~」