広告効果測定システムとして必要な3つの要素
データが正確であること
「インターネットの広告には、必ずしもクリックした直後に成果が挙がるわけではないという特徴があります。Web訪問(閲覧)から30分以内に何らかのコンバージョン(商品を購入したり会員登録したりといった成果)があるのは全体の50%に過ぎません。残りの50 %はそれ以上から1か月内外という長いスパンの中で効果が現れてきます」と岩田氏は語る。つまりこれだけの長期間にわたって計測できなければ、広告の本当の効果測定はできないのだ。だが既存のアクセス解析ツールでは、各瞬間におけるWeb訪問数を計測することはできても、長期間にわたって継続的な追跡を行い、なおかつそれらを集計するのは難しい。
リアルタイムでの検証が可能であること
広告効果測定においては、いまさらながら「何のために測定するのか?」を強く認識しておかないといけない。というのも、いくらアクセス数を正確に把握できても、その数字を使って何をしたいのかが自覚されていなければ、次のアクションにはつながらないからだ。
「従来の解析ツールでは、解析結果をもとに翌日以降ページを修正するといった使われ方をしてきました。しかし本当に広告効果をビジネスに直結させたいのなら、リアルタイムで計測結果を次の施策に反映できなくては遅いのです。それには広告の効果を刻一刻と計測し、もし期待通りの成果が得られていなければ、ランディングページの最適化などを同時並行で行っていく必要があります。つまり広告成果をリアルタイムでモニタし、それを次々に施策に反映していくスピードが、広告効果測定システムには不可欠なのです」。
豊富な広告分析機能を備えていること
アクセス解析ツールは、アクセス数を計測しその変化の傾向を示すことはできる。しかし広告を打つ企業の担当者にとって重要なのは、その数字が出てきた結果、何をどうすればよいのかということのだ。
「それにはアクセスを分析するだけでは不充分です。クリック数やそこから得られた成約数、獲得単価といったさまざまな側面からのマーケットデータ、つまり生の数字を解析して得られた、何らかの判断を可能にしてくれるデータがなくてはなりません」。
以上の3点が、いわゆる「アクセス解析ツール」と「広告効果測定システム」の違いを決定づける要素だと岩田氏は強調する。
「アクセス解析ツールは、大まかな数字と傾向を示すことはできます。しかしマーケットを把握するには“大まか”ではなく、顧客一人ひとりの像が見えなくてはなりません。また、数字や傾向=事実が見えても、その結果何をするのか=指針がなければ、広告のPDCAサイクルに対して能動的に働きかけていくことはできません。当社の提供する『アドエビス』は、こうした特長をすべて備えた広告効果測定システムとして、既存のアクセス解析ツールと大きく異なっているのを知っていただきたいと思います」。
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