時期:2014年
国名:ベルギー
企業/ブランド:Brussels Airlines
業種:エアライン
見られないなら、行けばいいじゃない!
ベルギーのブリュッセル航空は、パリ行きの格安航空券をプロモートするために、これまでに例のない『場所』にバナー広告を設置して、航空券予約画面へのクリックスルーレート(CTR)を大幅に向上させることに成功しました。
ブリュッセル航空のターゲット客は、主にベルギー南部に居住するフランス語を公用語とする人々。この内、実に40%がベルギーで放送されている仏語放送より、フランス国内で放送されている番組を視聴しているといいます。
お気に入りの番組を見逃してしまった時は、後日インターネットで再視聴できますが、これはフランス国内に居住していればの話。ベルギーからアクセスすると、「このコンテンツは貴国では視聴できません。」とのメッセージが表示され、観ることができません。
これに目をつけたのが、今回の施策。下記のように、『閲覧がブロックされているコンテンツ』にバナー広告を貼り付け、見逃してしまった番組を観たくて仕方ない人に「ベルギーで再視聴できないのなら、フランスに行って観ようよ!」と声掛けをしたのです。
続いて表示される「フランス行きのチケットは79ユーロから」というメッセージをクリックすると、ブリュッセル航空の航空券予約購入画面に遷移します。
このバナー広告から航空券予約購入画面へのCTRは何と14.58%。これは通常のバナー広告に比べてほぼ100倍の成果だといいます。CVR(コンバージョンレート)がどの程度だったかは定かではありませんが、見事インサイトを突いてターゲットにアプローチすることに成功した常識にとらわれないバナーキャンペーンでした。
動画はこちら
参考サイト
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記事転載元:AdGang