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カリスマ店長・関口むつみのこれならわかる!集客の鉄則

第4回 失敗しない! 広告出稿のイロハ


「新しいお客さまを獲得したい!」「お店をもっと有名にしたい!」と考えたとき、「広告を出してみようかな?」と思った瞬間ありませんか? しかし、いざ広告を出そうと思い立っても「どの広告をやればよいのか?」「どのくらいお金をかければよいのか?」などなど、わからない点がたくさんでてくると思います。そこで今回は、「失敗しない! 広告出稿のイロハ」と題して広告を出す際のポイントを説明していきたいと思います!

どの広告をやればいいの?

 ネットショップを始めて最初にビックリしたのは、毎日毎日お客さま以外からの電話がバンバン鳴ることでした。誰でも知っている大手ショッピングモールから、雑誌・新聞社、SEO業者、広告代理店など、内容はさまざまです。最近は業務に支障をきたすので必要以上にお話をしたりしませんが、最初の頃はあまり知識もなかったので一応すべての話を聞いてみて、自分なりに費用対効果があるのかなどを考えたり検討したりしました。

 先方は新規顧客を獲得するのがお仕事ですから言葉がたくみです。しかし、すべてが自店舗にとって有益なのでしょうか? また、ネット上にも広告宣伝に関する情報がたくさん出回っているので、情報が錯綜している部分もあると思います。ネットショップ店長は、その情報過多な中で本当に自店舗にとって効果的なものを見極めなければいけません。良さそうだな!と、思わず乗せられてしまって料金を支払っても、効果がでなくて損をするのは悲しいですよね。

 王道のネット広告は、こちらのMarkeZineや書籍などでたくさん解説されていますので、あまり知識の無い段階でも情報を得ることができますが、営業電話に限らずネット上で見かけて「これってどうなんだろう?」と気になるものが、いくつかあると思います。

例をいくつか挙げると、

  1. 新聞・雑誌広告掲載依頼 
    新聞社や雑誌社から電話がかかってきて、「発行部数は○万部です。あなたのネットショップを○円で掲載しませんか?」と言われたとします。自分のお店はネットショップだから、全国どこにでもお客さまはいるし…と思うかもしれません。
  2. 他サイトへの掲載
    掲載○円、期間は○ヶ月というタイプ。「有名人が実際に訪問レポートして、特集ページを作成して、ページ作成費用と掲載費用○万円です」という営業電話があったり、個人サイトや大手サイトへのバナー広告掲載依頼メールがメールボックスに入っていたとします。外部からのリンクは増やしたいし有名サイトで一日のPVも多い。このサイトからの訪問数が増えるかもしれない、と思うかもしれません。
  3. メルマガ広告
    掲載読者10万人のメルマガに、5行広告○万円!という広告があったとします。いっぺんにメルマガ読者10万人もの人が見たら、訪問してくれる人がバーンと増えるかもしれないから、5行広告に○万円はちょっと高い気もするけどやってみよう!と思うかもしれません。

 他にも、もっといろいろな有料広告宣伝方法がありますが、経験の浅いショップオーナーは、営業のたくみな言葉に、自分で検証せずについ「じゃー、試しにやってみるか!」という気持ちになってしまうことが多いようです。

広告の目的はなんだろう?

 右も左も分からなくて「うーん」と悩んだときは、まず「広告の目的は何?」ということを考えてください。つまり、「求める成果はなにか?」をはっきりさせる必要があります。

  • アクセスアップ
  • 知名度アップ
  • ブランド効果
  • SEO対策
  • 資料請求、会員獲得
  • 売上げアップ
  • メルマガ対策
  • キャンペーンの告知

この他にも、挙げてみるといろいろあります。

 広告媒体にはそれぞれ特徴があるので、どんな目的に重きを置くかで利用する広告宣伝方法は変わってきます。なので、自分のお店は、何をすることにお金をかけてでも力をいれたいのかを明確にして、目的を達成することのできる広告を選びましょう。例えばSEO対策に力をいれたいなーと思っているのに、紙媒体に広告を載せてもまったく意味がありません。メルマガ読者を増やしたいのに他サイトへのバナー広告では、効率よく読者を集めることは出来ません。何をしたいのか目的をはっきりさせておけば次の行動は自然と見えてきます。

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この記事の著者

関口 むつみ(セキグチ ムツミ)

1974年東京うまれ。化粧品販売、2トントラックのルートドライバーなどの職を 経たあと、LAN設置工事や社内サーバ管理など行う。 2003年に知人のネットショップ構築を支援したことがきっかけで、インターネット通販に興味を持つ。2004年7月、開店資金5万円で、ブログを利用したネットショップ「和食器益子焼販売 楽raku」を...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/09/21 14:38 https://markezine.jp/article/detail/212

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