スウェーデンのゲーム会社Mojangが開発・提供している「Minecraft(マインクラフト)」の人気が日本でも高まっている。
3Dのブロックを使って箱庭感覚で自分の世界(ワールド)をイチから構築していく自由度の高さが特徴で、プレーヤーは木や土などをアイテムとして集め、ツルハシのような道具を作って石を採掘といったところからスタート。家を建てたり、地上や地下を旅したり、釣りをしたりとMinecraftの世界を楽しむことができる。サーバを立ち上げれば、インターネットを通じてワールドを共有することも可能。複数のプレーヤーが同じ世界で冒険を楽しむこともできる(『はじめようMinecraft』翔泳社刊より)。
Minecraftはさまざまなプラットフォームに進出し、全世界で人気を博している。2015年1月にはPC版の販売数が1800万を突破。各種プラットフォーム全体で5000万本を超えている。スマートフォンで遊べる「Minecraft - Pocket Edition」もある。
開発元のMojangは、2014年9月にMicrosoftが25億ドルで買収し話題となった。もちろん、Microsoftの「Xbox」でもプレイできる。また、ソニー・コンピュータエンタテインメントは2014年6月に日本国内のPlayStation Storeで、PlayStation版『マインクラフト』シリーズ(PlayStation3、PlayStation Vita、PlayStation4)を次々に発売。2015年2月2日には、累計販売(有料ダウンロード)本数が50万本を突破した。同社が運営するMinecraft情報サイト「マイクラ部」によるとこの数字は、日本のPS Storeにおける新作有料ソフトウェアの最多販売(ダウンロード)本数記録だという。
なかでもPlayStation Vita版は、PS3版に4か月遅れての販売開始にも関わらず、20万本の販売数を突破。このヒットを受けて3月19日にはPS Vitaカード版の店頭パッケージ販売も決定した。
解説書も次々と発売され、YouTubeやニコニコ動画でプレイ動画を公開するなどしてハマる人が続出。昨年『コロコロコミック』で紹介されたことから小学生の間でも人気が高まっている。大人も子どもも楽しめるMinecraft。ゲームが苦手な人も体験してみては?
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