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未来を「つくる」天才を育てる学校“BAPA”に迫る

ユーザー目線とチームワークが鍵、最下位からトップへと大躍進したBAPA2期生の「考え方」


 バスキュールとPARTYが主催するクリエイターのための学校「Both Art and Programming Academy」略してBAPA。第2期目となる2015年の卒業制作で、オーディエンス賞および審査員による最優秀賞に輝いたチームへ取材しました。実はこのチーム、制作発表1か月前に行われた中間発表では、最下位だったんです。彼らはいかに発想を変え、制作に取り組んだのでしょうか?その姿勢を聞きました。

最下位からトップへ、大転換を支えた発想とは

 バスキュールとPARTYが主催するクリエイターのための学校「Both Art and Programming Academy」略してBAPA。第2期目となる2015年の卒業制作の課題は「2020年の渋谷系」をテーマに、pixiv発のアイドル『虹のコンキスタドール』が開催するライブの演出を考えることでした。

 7月に公開授業というかたちで、卒業制作プレゼンとデモを一般に公開。その1か月後に、ライブを開催して最終的な制作物をお披露目。ライブ参加者による人気投票と審査によって作品が評価されるフローが組まれていました。結論から申し上げると、オーディエンス賞および審査員による最優秀賞に輝いたのはHチームの「Sync Ring‐シンクロしまくリング‐」です。

 指先に赤外LED放出ガジェットを装着して、スクリーンに映しだされた映像とリズムに合わせて踊ることで、会場のシンクロ率をあげていく同作品。分かりやすさと、一人ひとりの動きをLEDで測定する新しさ、それによりうまれる会場全体の一体感好評を得たようです。

 

 実はこのHチーム、公開授業では全く異なる制作企画を発表し、評価は最下位という実績でした。まさに、ダークホースが優勝を掻っ攫う快進撃。彼らはいかにして発想を転換し、新たなクリエイティブを制作するに至ったのでしょうか? 同チームの堀紫さんと水落大さんに詳しい話を伺いました。

写真左:株式会社博報堂iディレクション局石井康裕チームインタラクティブプランナー堀紫氏、写真右:ソニー株式会社 DI事業本部 デジタルイメージングアプリケーション設計部門 プラットフォーム4部1課水落大氏、
写真左:株式会社博報堂iディレクション局石井康裕チームインタラクティブプランナー堀紫氏
写真右:ソニー株式会社 DI事業本部 デジタルイメージングアプリケーション設計部門 プラットフォーム4部1課水落大氏

デザイナーやプランナーと作品をつくりたかった

――まずはお二人のこれまでの取り組みについて教えてください。

水落氏:僕はもともと、大学院で画像処理や人工知能の研究をしていて、そこで知った事や技術を使ってアート表現を考える作品づくりをしていました。ただ、社会人になってからは作品づくりを個人の趣味に留めていて、実はBAPAの存在も知りませんでした。たまたまFacebookで友だちのシェアで知ったくらいで。

 BAPAに参加しようと思った理由は、デザイナーやプランナーと一緒にモノをつくれるという点が大きかったですね。僕は今までクライアントワークやチームでの作品づくりをしたことがなかったんです。技術起点のアプローチで、基本は全部一人でやるというスタイルだったので。

堀氏:私は現在、広告代理店で簡単に言うとデジタル周りのプランニングを行う部署にいます。デジタルの意味が広いように、案件ごとにウェブやアプリ、イベントなど様々な手法を活用したプロモーションを行っています。

 学生時代はゲーミフィケーションの分野でコミュニケーション行動を計測するアプリをつくって実験をしたり、「未踏IT人材発掘・育成事業」という国の事業を通してロボットづくりをチームで行ったりしていました。これまでの取り組みで共通していることは、企画やディレクションなどがメインで、実装はエンジニアの方と相談しながらお願いすることが多いところでしょうか。

 BAPAのチームは、エンジニアに水落さんと登山元気さん、デザイナーに山下和宏さんと檀上真里奈さんという構成でしたので、私はプランナーとしてメンバーと出し合ったアイデアをまとめたり、進行を管理するといった、リーダー的な部分を主に担当しました。

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要素を詰め込みすぎた「虹のサーキュレーション」

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この記事の著者

伊藤 桃子(編集部)(イトウモモコ)

MarkeZine編集部員です。2013年までは書籍の編集をしていました。 Web初仕事はAdobe Summit2014レポート

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/02/17 12:57 https://markezine.jp/article/detail/23284

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