トレジャーデータは、同社提供のクラウド型データマネージメントサービス「トレジャーデータサービス」に、機械学習ライブラリ「Hivemall」の機能を追加し、提供を開始した。
同ライブラリには、回帰分析やクラス分類、レコメンデーション等のさまざまな機械学習アルゴリズムが実装されており、利用者は複雑なプログラミングをすることなく、HiveQLクエリによって学習から予測まで機械学習の一連の処理を実行できる。これにより、トレジャーデータサービスに格納されたデータに対して、直接、機械学習処理を効率的に扱うことが可能となる。
すでに、リブセンスが提供する中古不動産売買の市場価値情報サイト「IESHIL(イエシル)」が「トレジャーデータサービス」を採用。中古不動産価格査定での、「広さだけでは査定できない」「築年数が経ち、修繕されることで値幅が広くなる」といった課題に対して、約4か月間で、機械学習を駆使する数多くのモデルを構築・検証し、中古不動産価格を推定することに成功している。
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